標準のテキストエディットですらDTP品質
Mac OS X では、フォントサイズや大きさを文字単位で変えたもの(リッチテキスト)を入力・表示できるソフトウェアなら、ほとんどのメニューにカーニングとかリガチャという専門用語が、メニューに存在します。ここでは説明しませんが、このソフト「スタイル…」でスタイルセットを登録できます。制限付きでワード文書も読み込み可能です。標準のテキストエディタなのに! |
カーニングとは、簡単に言うと文字間隔の詰め方で、%単位やmm単位で狭くしたり、広く変更するというものではなく、フォントごとに決められた最適な値が適用されます。
そして、リガチャとは、下図のような合成文字のこと。Mac OS X上のワープロソフトで「株式会社」と入力し、「フォーマット - フォント - リガチャ - すべて使用」 を実行すれば、全角1文字のサイズに変わります。
フォントの機能として、リガチャという複数の文字を結合した文字の入力が可能 |
Mac OS X なら、付属の「テキストエディット」の設定をすこし変更するだけで、ワープロソフト顔負けの高品質なドキュメントを作成することができるのです。
フォントパネルに見るさらなる文字へのこだわり
まだまだ、Mac OS X には文字に対するこだわりがあります。文字のフォントやデザインを変更するフォントパネルには、左下に歯車のようなアイコンがあります。ここをクリックすると出るメニューからタイポグラフィを選択すると、特殊なパネルが表示されます。
command + T を押せばだいたいのソフトウェアでフォントパネルが表示されます |
このパネルは選択した文字によって選択肢が切り替わるのですが、選択している文字列によっては、これまでに紹介した文字の異字体への変更はもちろん、縦組用の字形を使ったり、特殊な記号に変換したりできます。
実のところ、私自身もこの豊富なフォントの機能を使いこなせてはいません。もうここまで来ると、未知の世界です。