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QRコードをGoogle Chart APIで作成して表示する方法(2ページ目)

Google Chart APIを使ったQRコードの簡単な作成方法を解説。Google提供のQRコード作成サービスなら、HTMLソースに記述した文字列からQRコード画像が動的に生成されるため、ウェブ上にQRコードを表示したい場合でも事前に画像ファイルを用意する手間が不要で簡単です。URLやメールアドレスだけでなく、日本語などの自由な文字列を含むQRコードの作り方をご紹介。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

Google Chart APIを使ってQRコードを作成する方法(詳細)

それでは、Google Chart APIでQRコードを作ってみましょう。方法はとても簡単で、作成したいQRコードの「大きさ」・「文字列」・「出力文字コード」の3情報を1行のURLにまとめてGoogle Chart APIへ渡すだけです。

具体的には、以下のようなURLを作ります。
https://chart.apis.google.com/chart?cht=qr&chs=「大きさ」&chl=「文字列」&choe=「出力文字コード」
指定が最低限必要なのは「大きさ」と「文字列」です。「出力文字コード」の指定を省略した場合は、UTF-8コードが指定されたものとして解釈されます。スマートフォンやタブレット向けならUTF-8コードで問題ありません。もし、ガラケー端末向けに用意する場合は、文字化けを防ぐためにSHIFT-JISコードを指定しておく方が無難かもしれません。
 

QRコードの作成手順

下記のように、「Google Chart APIを呼び出すURL」の後に各種パラメータを加えていくだけです。それぞれのパラメータは、半角の「&」記号で区切って繋げます。

作成するチャートの種類に「QRコード」を指定:
まずは、「QRコードの作成」を指示する記述を加えます。「cht=qr」と記述するだけです。これは書き換え不要なので、このまま記述して下さい。
https://chart.apis.google.com/chart?cht=qr

QRコードの画像サイズを指定:
次に、作成する画像のサイズを指定します。値は横→縦の順でピクセル数を半角数字で記述し、半角英字「x」で区切ります。例えば、横150ピクセル×縦150ピクセルの大きさで作成したい場合は、以下のように「chs=150x150」と記述します。
https://chart.apis.google.com/chart?cht=qr&chs=150x150

※QRコードは必ず正方形ですから、縦横のサイズは同じにしておけば良いでしょう。縦横を異なるサイズにしても余白が増えるだけです。

※たくさんの文字列を含めた場合にQRコードの画像サイズを小さくしすぎると、読み取りにくくなる可能性がありますので注意して下さい。縦横の最大値はそれぞれ1000です。ただし、作成できる最大面積は300,000ピクセルなので「1000x1000」は指定できません。「547x547」など、面積が300,000以下のサイズであれば指定可能です。

QRコードに含める文字列を指定:
最後に、作成するQRコードに含める文字列を指定します。もし、URLやメールアドレスなど半角英数字しか含めないのであれば、以下のように「chl=」に続いて文字列をそのまま記述するだけで問題ありません。例えば「http://example.com/」というURLだけを含めるなら、以下のように記述します。
https://chart.apis.google.com/chart?cht=qr&chs=150x150&chl=http://example.com/
これで最低限の指定は完了です。ここで記述した3つのパラメータはどれも省略はできませんが、記述順は異なっても構いません。

QRコードの表示例
上記のURLを使ってQRコードを表示させると、以下のように見えます。
 
Google Chart APIで作成したQRコードの例
 
QRコード周辺の余白を消さないように注意
QRコードを正しく読み取るためには、コードそのものの周囲に一定量の余白が必要です。Google Chart APIで生成されるQRコードにも、コード自身の周囲に余白が確保されています。もし、画像加工ソフトなどに取り込んで編集する場合は、この余白を減らしすぎないよう注意して下さい。

 

QRコードに日本語や空白文字などを含めたい場合の方法

さて、QRコードの中に以下に挙げる文字列を含めたい場合には、もう少し作業が必要です。
  • 日本語文字(漢字・ひらがな・カタカナ)などの多バイト文字を含めたい場合
  • 半角英数字であっても、空白文字や一部の記号など「URLでそのまま使えない文字」を含めたい場合
上記の場合には、Google Chart APIに渡す文字列を、「URLエンコード」という方法を使って変換する必要があります。詳しい方法は、次のページでご紹介いたします。

それでは最後に、日本語を含めたQRコードの作り方をご紹介いたします。
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