カユプテ
「カユプテ」はマレー語で「白い木」を意味するとか。別名「ホワイトティートゥリー」 |
フトモモ科の木本
葉と小枝からエッセンシャルオイルを採る
背の高い常緑樹であるカユプテは、別名PaperBarkTreeといいます。白~ピンク色がかった紙のような繊維質の樹は軟らかく、層になっており、簡単に手ではがせます。葉はお茶に加工されるといいます。オーストラリアからマレーシアの海辺の湿地で自生します。
同じフトモモ科の精油に、ティートゥリーやユーカリがあります!これらはとても有名。これから寒くなると欠かせないオイルですね。カユプテの香りはどちらかというと、ユーカリに似ていて、ユーカリを少し優しくした印象です。
カユプテ精油には殺菌作用があり、殺虫、興奮、胃腸の殺菌、鎮痛、抗空気感染症作用があります。
カユプテの活用法!
日々の健康管理に役立てましょう |
- 風邪による呼吸器のトラブルに…
- おだやかな鎮痛作用があります
- 駆虫の効果も!
風邪の季節のディフューザーにオススメです!古くは喘息にも使われたといわれます。のど飴、うがい薬などに使われています。
神経痛、頭痛、筋肉のこりなどに。お風呂に入れてみてはどうでしょうか。バスタブにカユプテを1~3滴落とし、よくかき混ぜます。ハーブ調のす~っとした香りが薬草風呂をイメージさせます。
ワンダー・セラー著『84の精油』によるとアタマジラミにも良いそうです。子どもの頭にカユプテで作ったローションをふってから、髪をとかしてあげると予防になるでしょう。皮膚が弱い場合などは、配慮してくださいね。また、3歳以上の子どもに使ってください。
【材料】
- カユプテ1滴
- ミネラルウォーターまたはラベンダーウォーターやカモミールウォーター100ml
【作り方】
上記材料をよくかき混ぜるだけです。
ガラスのスプレー容器で作ると使いやすいですよ。
使う前にはよく振りましょう。
■ ガイドからひとこと提案
濃度が高いと皮膚を刺激することがあります。ご注意を。いつもティートゥリーやユーカリばかり使っている…なんて方はカユプテ初挑戦してみてくださいね!
(参考文献)
『アロマテラピーのための84の精油』ワンダー・セラー著 高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)
『ハーブの写真図鑑』レスリー・ブレムネス著 高橋良孝日本語版監修(株式会社日本ヴォーグ社)