梅雨のカビ対策!大切なこととは?
梅雨の時期、カビがまったくない住まいなんてありえませんが、それでもできる対策もあります
でも、カビの増殖をできるかぎり抑えることは住まい手の健康という観点からとても大切ですし、そのための方策もあります。今回はそんな梅雨カビ要注意ポイントのうち、もっとも大切な3ポイントに絞ってご説明します。
<目次>
生えている梅雨のカビを蔓延させない対策……即断、即決、即清拭がカギ!
浴室のカビの代名詞「黒カビ」も湿度コントロールで減らすことができます
カビは、私たちの目で見つけられた時点で既にコロニー(集落)化しており、多くの胞子を有して繁殖が激化しています。発見したまま見逃すことは住まい環境をより悪化させることになるため、極力避けなければなりません。
とはいえ、いちいち完全防備での掃除などできない忙しい方に必携なのが「消毒用エタノール」スプレー。カビを見つけたらすかさずこのスプレーを噴霧したボロ布(ウエス、乾いたもの)で拭い、再度カビにスプレーして綺麗なボロ布で拭き取ります。拭いた布はビニール袋などに密封して捨てましょう。
【気をつけたいカビ発生場所】
・エアコンの汚れたフィルター
・結露しやすい窓際のカーテンや押入れの壁
カビのエサを放置しない!掃除の頻度をUPさせて梅雨のカビ対策
最近の住まいは密閉されて気密性が高いため、お風呂場に生えるようなカビは今や住まいのいたるところで見られているわけです。特に結露した窓際あたりは要注意です
だからこそあからさまな「カビのエサ」を放置することは住まいにとって死活問題なわけです。あからさまなカビのエサとは即ち住まいの汚れ全般のことです。
梅雨~真夏の季節はなるべく平素の掃除の頻度を倍加するよう心がけたいところです。とくにカビの生育を著しく促す「水分」の豊富な箇所に注目する必要があるのです。
【気をつけたいカビ発生場所】
・お風呂場全体、排水口
・洗面器の裏
・トイレの便器周辺
梅雨のカビの快適環境を作らない。温湿度計必携、複数セットを!
カビは気管支喘息や蕁麻疹の原因にもなっています。もしもと思われる方は受診を!
カビと湿度(水分)の関係は不可分です。湿度が70%を切って65~60%まで落ちるだけでもカビの繁殖は抑制されます。
梅雨とは言っても晴れ間の屋外の湿度はぐっと下がりますので、折を見ての自然換気。そしてエアコンのドライ機能や冷房によっても室内の湿度は容易に下げられます。住まい内のいろいろな箇所に温湿度計を設置して湿度をまめにチェックし、なるべく60%前後に維持することが、カビにとっての快適環境を維持しないことになるのです。
【気をつけたいカビ発生場所】
・「帰って寝る」だけの部屋(の澱んだ空気)
・洗濯待ちの汚れ物が入った洗濯機(槽)
・干さない布団の入っている押入れ、ベッドの下
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