バレンタインで社会貢献!
キリスト教のバレンタイン司教にルーツがあるといわれるバレンタインデー。日本では女性が男性にチョコレートを贈って愛を告白する日として広まっていますが、欧米では男性、女性に関わらず、花やカードなどのプレゼントを贈る日なのだとか? 日本だけが女性から男性へチョコレートを贈る日になったのは、チョコレート業界がしかけたことがきっかけなんだそうですよ。そう聞くと少しがっかり? でも、せっかく「愛を贈る日」として、日本中でチョコレートが飛び交うなら、それを社会貢献のきっかけにしようという動きが年々活発になっています。その動きの中からチョコレートを買った収益の一部が活動費となる“募金チョコ”と、「買ったつもり・お裾分けするつもりで寄付しよう!」の“つもりチョコ”の2つのタイプを紹介しましょう。
幸せを運ぶてんとう虫チョコ
ガーナの子どもたちを危険な労働から守る活動に使われるオーガニックチョコレートです
最初にご紹介するのは、途上国の児童労働撲滅に取り組むNGO、ACEの「しあわせへのチョコレートプロジェクト」です。てんとう虫の形をした「てんとう虫チョコ」を販売しています。
「春になって、てんとう虫がとまった人のところには、幸せが訪れる」というヨーロッパの言い伝えからネーミングされたてんとう虫チョコ。オーガニックの認定を受けた中南米の生産者が作ったカカオを原材料にした人にも環境にもやさしいチョコレートです。
ガーナを含む西アフリカ4ヶ国では、カカオ農園で数十万人の子どもが働き、64%が14歳以下という調査報告もあるといいます。オーガニックチョコには、ガーナでも、児童労働のないカカオが作られて多くの人に幸せが届けられるようにという願いを込められているのです。
価格は1パック500円。このうち200円がガーナでの活動に使われます。同封するカードは、裏面はカレンダーとして使えるので、二重にお得かも? インターネットでは4口2000円から受け付けています。
チョコレートを贈りながら、遠い異国の子どもたちの“今”について考えるきっかけとしてみてはいかがでしょうか。てんとう虫の表情がとてもかわいいので、お子さん同士の“友チョコ”にもおすすめですよ。
詳細はACE「しあわせのチョコレート 特設サイト」で!
2月5日には、ガーナのカカオ農家の現状を考えるワークショップ「おいしいチョコレートの真実」も環境パートナーシップオフィス(地下2階)EPO会議室で開かれる予定です。詳細はこちらへ!