この女（ひと）に、ロワールワインが似合う(3ページ目)

優勝したのはこの女性

ロワール川を想わせるバラの飾り付け

緊迫した公開決勝から、築地のADK松竹スクエアに場所を移して、表彰式とレセプションパーティーが行なわれた。ロワールがバラの名産地であることから、広い階段状のホールにバラをたっぷりと配した会場である。ソムリエたちはここで主催の各団体そして集まったメディアや見物人から祝福されることとなった。

この後のレセプションではもちろん、ロワール産のワインとチーズが潤沢に供された。さっぱりとした山羊乳チーズなどつまみながら、よく冷えた白たとえばAOCサンセール2006年（パスカル・ジョリヴェ）などは非常に快適である。このワインはソーヴィニヨン・ブランにありがちな青臭さがなく、透明感のあるアロマと芳香がグラスの中で花開く。

レセプション会場で決勝出場者はそれぞれメディアに取材されていたが、なんといっても優勝者は忙しそうである。テレビ取材クルーの強烈な照明と目の前に突き出される大きい集音マイクの前とあっては緊張しそうなものだが、つい数時間前の決勝審査の時よりリラックスしたいい笑顔が見られた。ソムリエを務めて4年目、そして4ヶ月前からコンクールに向けて準備していたというから、これから更に良いサービスを習得していくことだろう。

テレビ取材に答えるコンクール優勝者の佐藤三奈さん

さて、コンクール表彰に先がけて、バラのイメージにふさわしい女性として女優の水野真紀さんが選ばれ『レーヌ・ド・ローズ』に就任した。テレビや新聞各社が報道したからすでにご覧の方もいるかと思うが、いま一度その様子をご覧頂こう。

水野真紀さんの装いはバラ尽くし……>>