女性のためのグルメ情報/野菜がおいしいレストラン

イレール (恵比寿)(2ページ目)

旬の金沢野菜をふんだんに使った胃にやさしいフレンチのお店です。どのお料理もヘルシーなだけじゃなく、素敵なサプライズと遊び心がいっぱい。まさに感涙ものです!

執筆者:河野 優美

シンボルカラーの黄色からウッディ調へと進化させた店内。

イレール
街路樹の緑が揺れる窓側席からの景色。
これらのさっぱりフレンチを食べさせる「イレール」に、初めて訪れたのは、もう 6、7年前。

「壁一面ビビッドイエローのお店があるよ」と言う友人に連れられ、来てみたのが始まりでした。

その時のインパクトの強さは、今もハッキリ思い出せるほど。奇抜なのに安らげる、ちょっと不思議な快感でした。

イレール
北海道のミッシェル・ブラスと同じ椅子をしつらえたダイニング席。
でも、そんな個性の強い内装を、心地良いと感じた人が少なくなかったのでしょう。「イレール」はこの恵比寿で、今夏9年目を迎えました。

そして、お店の成長とともに、島田シェフも30代から40代へ。

年齢に合った落ち着きのある雰囲気にしたいと、10年目を前に店内を一新。シンボルカラーの黄色から、シックなウッディ調へと進化させたのです。

どんな形態のゲストでも気兼ねなく楽しめるダイニングの配置。

イレール
一人でも気兼ねなく食事ができる島田シェフご自慢のカウンター席。
同時に、新たに設けられたカウンター席は、島田シェフの一番のこだわり。お客様との対話を大切に思う気持ちを形にしたそう。この日もここでひとりの時間を満喫する男性、女性の姿がありました。

お店によっては、ひとりだと寂しそうに見える場合もありますが、ここは本当にここの料理が好きでやってくる、一人の時間を楽しむ人と映ります。これもきっとこの島田シェフご自慢のカウンターの成せる技ですね。

イレール
このギリシャ製「ラ・トランス・パランス」のウェルカムプレートをはじめ食器はすべて、シェフとマダムが一緒に選んだもの。
また、中央には可動式の棚をしつらえ、それを動かすことによって、限られた空間の中での個室感覚も可能にしています。

店内を見渡すと、年配のご夫婦らしきカップルや私達のような友人同士、若い恋人同士など形態がさまざまだったので、このしきりはかなり重宝するのではないかと思いました。

北海道の「ミッシェル・ブラス」でも愛用される高級椅子。

そして、この新しい空間をより際立たせているのが、リニューアルの2年前に入れたというベルギー製の椅子。

イレール
よく冷えたシャンパンとハーブコーディアル。
一見、籐製に見えるけれど、実は紙。触ってみると、実にやわらかです。これは、北海道屈指のラグジュアリーホテル「ウィンザーホテル」内のあの有名な「ミッシェル・ブラス」で使っているものと同じだそう。かなりの高級品ですね。

籐や木製のものは、日が経つとささくれ、女性にとっては大事な服やストッキングをひっかけて台無しにするのではと気が気じゃないもの。でも、ここならそんな心配も無用。ゆったり食事に専念できます。

次ページでは、島田シェフが演出する最高の口福!  夢のデザートをお届けします!
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