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正しい日本人のオタク診断(17ページ目)

秋葉原と言えば、いまや外国人の観光客もたくさん訪れる、日本を代表する文化の街。そしてその文化支えるオタク達。みなさんは日本人として恥ずかしくないオタクでしょうか? 検定してみることにしましょう。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

ゲーム業界ニュースガイド

暗がりから文化は生まれ、そして花開く

DSがゲームユーザーの枠を広げる図
DSは、子供や、お姉さん、おばさん、おじいさんと、年齢も性別もこえてユーザーを広げることに成功しました。
今回はみなさんにオタク検定を受けてもらいました。今でこそ、マンガやアニメ、そしてゲームといったオタク的な娯楽文化は、テレビでも取り上げられるようになり、市民権を得つつあります。世界に誇れる日本の文化であると、言うこともできます。しかし、ほんの少し前まではサブカルチャー、つまりメインではない文化として扱われていました。そして、やや閉鎖的な印象を受けることもありました。

私達が文化的なものを享受する時というのは、ほとんどの場合、既に洗練され、均等な品質に整えられたものを受け取ります。誰が触っても問題の無い、安全なものです。しかし、文化というものが誕生する場所というのは、そういった市民社会の中心ではないと私は考えています。

文化が生まれる場所というのは、もっと純粋にただ娯楽として、自分達の心の癒しとして、限られた人たちの間で、ある意味無責任な、そしてある意味自由な表現が許される場所であると私は考えます。ロックの起源がアフリカ系アメリカ人だけのものであったブルースのように、あるいは歌舞伎が最初は河原で興行を行っていたように。

それが、現代の日本においては、オタクの世界だったのではないでしょうか。そして彼らオタクが生んだ世界は、今、ニンテンドーDSやWiiの力によって、実に多くの人たちに受け入れられ、メインストリームの文化になろうとしています。目の前で、文化が生まれ、成熟し、そして世界へ広がっていく様をみていけるということは、実に素晴らしいことで、本当に幸せな時代に生まれたと感じますね。

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