トルネを使うと、地デジはゲーム的に面白い(4ページ目)

トルネに見る家電の進化の行方

初週6万台を売り上げた注目度から考えるに、これはAV家電の革命かも知れない。

AV家電に不慣れなユーザーは、トルネの導入を手間に感じるかも知れない。だがトルネはHDDレコーダよりも格段に使い易い。
親しみやすいインターフェース、ストレスフリーな操作。

トルミル機能は今観る番組を選ぶヒントになるし、録画の際の手助けにもなる。
録画と視聴が楽しくなる不思議な機能だ。

レコーダと比べると、BS/CSが受信出来ない点、追いかけ再生が出来ない点などの改善点はあるが、今後の展開にも期待が持てる。
特にCMスキップや追いかけ再生などソフトウェアで改善出来そうな部分はアップデートに期待したい。

これは個人的な妄想になるが、ダブル3波チューナーにHDDとUSBハブを内蔵し、書き込み可能なBlu-rayドライブを搭載したトルネが出たら…ものすごく魅力的なレコーダになりそうだ。トルネのコンセプトとは外れるかも知れないが、筆者的にはものすごく欲しい。

AV家電やゲームは、ここ20年で大幅な進化を遂げ、複雑化していった。
ユーザーの手に余る多機能で、使いこなせるユーザーと使いこなせないユーザーの格差を産んだ。

しかし、PS3のパワーを活かしてこんなに快適にすることも可能なのだ。性能をユーザビリティーに向けることの大切さを、トルネは教えてくれているのかも知れない。

将来、AV機器がマニアのものではなくなり、多くのユーザーが気軽に楽しめる日がくるのは近い。

今回のメールマガジンは追いかけ再生のちょっとした裏技やその他の活用法、そして重大発表を…。