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トルネを使うと、地デジはゲーム的に面白い(3ページ目)

3月18日に発売されたtorneは、PS3で地デジを視聴・録画するという一風変わったツール。でも、この製品物凄い話題なんです。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

出来ないこともちゃんと把握しときましょう

この快適さでBS/CSも見られたら…。
いいところばかりを紹介してはこの製品の本質が伝わらない可能性もある。
この製品はHDDレコーダの代わりになる製品ではない。

ざっと、HDDレコーダにできてトルネに出来ないことを紹介しよう。

まずは録画した番組の編集ができない。自動でCMを飛ばすことも出来ないし、DVDやBlu-rayDiscへの書き出しももちろん出来ない。追いかけ再生もダメ。

つまり完全に「観たらすぐに消す」タイプの製品になる。コレを専門用語で「観て消し」という。

録画中のゲームプレイは可能だが、何故かPlayStation Homeのプレイはできない。旧型である20GB、60GBモデルではPS2のプレイと録画は同時にできない。また、録画中はPS3本体の設定も一部できないものがある。

BS/CSが受信出来ないのも人によってはマイナスだろう。

録画は内蔵HDDに保存するのが一番安定するようだが、ぜひ外付けの大容量HDDを用意したい。新型PS3のUSBポートは2つしかないので、USBハブが必須となる。

さて、この外付けHDD。
実は相性があり、うまく動作しないケースが報告されている。
筆者は外付け用ケースに内蔵用HDDを接続して使用したが、この場合FAT32でフォーマットする必要があり、ちょっと初心者向けではないかも知れない。
しかも筆者が選択したHDD(WD10EARS)では録画時に映像が途切れ途切れになるという悲しい現象に見舞われ、HDD買い直しを余儀なくされた。
このような運用を予定している人は偉大なる先人たちの動作報告を参考にした方が良いだろう。

また、トルネ対応をうたった外付けHDDもあるので、そちらを購入するのが一番精神衛生上よろしいと思われる。

さて、色々不満も書いたが、筆者的にトルネはHDDレコーダの進化を予言する存在じゃないかとさえ思っている。
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