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次世代RPGの新基準登場!(3ページ目)

体感読み込み時間のないシームレスな展開、アクションゲームさながらの戦闘、豊富なやりこみ要素…『ドラクエVIII』開発のレベルファイブ新作は次世代RPGの新基準となるのか!

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

レベルファイブお得意、やりきれないほどのやりこみ要素

 
戦闘だけとっても、操作キャラクターを換えればまったく違った操作感覚で遊べます。
レベルファイブと言えばお家芸とも言えるやりこみ要素。今回も凄いです。キャラクターの成長にアイテムが必要で、必要なアイテムをはめ込むごとにどんどんスキル(必殺技など)をひらめくひらめきフロー。
指定されたミッションをこなすごとにハンターランクが上がっていくハンターランキング。
ある程度使い込んだ武器同士を合成して新たな武器を生み出す武器合成。

この辺はまだ序の口です。

惑星ごとに大きく性質の異なるインセクター(=虫)を捕獲、育成して戦わせると言うインセクトロン。
工場の設備を配置して、材料からアイテムを生み出すアイテムファクトリー。
この二つは凄いです。何でミニゲームなのかわかんないくらい。本編を進ませるのに必須と言う要素ではありませんが、やれることが多いのは嬉しい事です。

人によって評価は異なるが、合う人にはトコトン合う

 
序盤から少年誌のノリでグイグイ引っ張っていくストーリー。
実はこのタイトル、某ゲーム誌のクロスレビューでかなりの高得点をたたき出しています。僕もその得点には納得なのですが、意外なことにネット上で見かける意見には賛否両論、という感じで、かなりの高評価な意見もあればなかなか厳しいものも見受けられます。
否定的意見の多くは「ダンジョンが長い」「声優に俳優を起用しているのが違和感がある」「序盤のバランスが厳しい」などのもの。

声優はともかく、ダンジョンは確かに長め。これを作業的ととらえるか遣り甲斐があるととらえるかで大きく評価が分かれそうです。
しかし、僕は最近親切な大作RPGをプレイしていて映画的な雰囲気を楽しめても、ゲームとしての根本的な楽しさというのは失われつつあるなぁと感じていました。

そういった意味で『ローグギャラクシー』はRPGらしい遣り甲斐を非常にストレートな形で提示してくれます。
序盤、あわただしいアクションの戦闘で苦労しながらも、操作に慣れ、武器合成などで強力な武器を作り出していくことで徐々に対処していくという楽しさ。
長いダンジョンでもいろいろな要素を試しながらのプレイは退屈しません。
次世代RPGの新基準となるべく様々な要素を詰め込みながら、決して「イベントシーンを見るための作業」という感じではなく、自分から様々な要素を試していく充実したプレイ感覚を得ることができました。

このソフトはそんなゲームとしての純粋な楽しさを求める人にこそベストマッチなのではないでしょうか。何より年末年始の空いた時間にトコトンゲームをやり込みたいという人は是非挑戦していただきたい作品です。


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