散歩/昭和を振り返る散歩ルート

都電荒川線を歩く 荒川車庫前~早稲田(3ページ目)

「都電荒川線」かつての32系統部分である荒川車庫前から早稲田までを歩く。坂があったり、住宅の軒下を歩いたり、変化に富んだコースである。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

庚申塚

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ホームからそのまま行ける「いっぷく亭」。これが「付け焼きそば」とおはぎのセットで650円。
英和通りをまっすぐ進むと「庚申塚」という交差点が現れる。ここを右に曲がれば庚申塚停留所だ。
上りのホームに入るところに「やきそば」「おはぎ」という幟(のぼり)が立っているのが見える。
ここはホームから店へ行ける。「いっぷく亭」という食事&甘味処と「御代家(みよけ)」という居酒屋がある。
きょうは「いっぷく亭」で焼きそばを食べるつもりだ。ここの焼きそばはうまいよぉ。
店内にはそのままホームから入れる。メニューを見れば、普通のソース焼きそばに塩焼きそばがある。
と、不思議なメニューがあった。「付け焼きそば」とある。
これはいったいなんだろう。店の人に聞けば、すき焼きのように生卵をからめて食べるものだとのこと。おいしいのかなぁ。半信半疑で注文してみる。ついでにおはぎも付いたセット。
なるほど、生卵をといてそれを熱々の焼きそばをからめて食べるのだ。
う、うまい!
どんな焼きそばでもこの方法で食べるとおいしいというわけじゃないんだろうな。ここの焼きそばだからおいしいのだろう。
しかし、おはぎはものすごいボリューム。ちょっと後悔。なんせ、焼きそばだけでもけっこうなボリュームなのである。フーフーいいながら完食。
おなかもいっぱいになったところで、さらに歩こう。終点の早稲田はまだまだ先だ。

巣鴨新田

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住宅の軒下を通り過ぎていくと、巣鴨新田の停留所がある。
庚申塚停留所の上りホームからまっすぐ行くとどんどん道が細くなる。先のほうは行き止まりのようにも見える。ちょうど草刈りをしていた男性がいたので、この先へは行けますか訪ねてみたら、
「自転車では無理だけど、歩いてなら、ちょうどその向こうの踏切に出ますよ」
と教えてくれた。おもしろい。自転車ではダメで人間ならいいというのは、どういう道だろうかとわくわくしながら進んでみると、なるほど狭い。
住宅の軒下をぬうようにして進んでいく。なるほど、自転車だと切り返しができないので、曲がれないだろう。ここは、都電荒川線散歩でもいちばんおもしろい道かもしれない。

大塚駅前

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どことなくさびしい雰囲気の坂。夜はもっとさびしい。
JR山手線「大塚駅」と連絡している関係もあって、ここ「大塚駅前」の停留所は昇降客が多い。
上下の停留所とも高架になっているJR線の下にある。
ここを出た荒川線は駅前のロータリーを旋回し坂をのぼっていく。
この坂は王子~飛鳥山間のそれに似ているが、こちらのほうがどこかうらぶれたさびしいかんじがする。この坂をのぼりきったら「向原」の停留所だ。

向原

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春日通りの両端にホームがある。こちらは上りホーム。
春日通りの両側に上下のホームがそれぞれあるが、併行する道はない。
春日通りを池袋方向に曲がり、一本目の路地へ入る。
併行する道を見つけたが、行き止まり。
それにしてもこのあたりはやけに踏切が多い。
5つめの踏切を上り側から下り側に渡ったところで、地元のご老紳士がいらっしゃったので、うかがってみた。
やはり併行している道はないようで、迂回しながら進んでいくしかない。
先に進むと、そこは「日出優良商店街」という古い商店街があった。
名前がおもしろい。そういえば、かつて「東池袋四丁目」の停留所は「日の出町二丁目」と呼ばれていたそうだ。
しばらく商店街を行くと首都高の通りに出た。右に曲がれば東池袋四丁目の停留所だ。

東池袋四丁目

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東京メトロ有楽町線の「東池袋」駅に連絡できる「東池袋四丁目」。
「東池袋四丁目」の停留所には(サンシャイン前)というサブタイトルが付いている。ここも側道はない。住宅街の中を進んでいく。実は遮断機のない踏切がある。
これはどちら側からも行くことが可能。ただしあまり身を乗り出して写真をとっていると、運転手さんから警笛を鳴らされることがある。
十分に注意したい。
雑司ヶ谷交番を道なりに坂をあがれば、そこに「都電雑司ヶ谷」の停留所がある。
もっともここは「雑司ヶ谷」だったが、副都心線が開業し雑司が谷駅ができたため名前が変更されたのだ。

都電雑司ヶ谷

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真新しい看板に付け替えられていた「都電雑司ヶ谷」。写真下は踏切ではなく高架になっている荒川線。
ここの停留所から次の鬼子母神前停留所にかけは、ちょうど散歩した時期に道路工事中であった。
この先に副都心線の駅出口ができたからだろうか、その景観が一新することになりそうだ。
もっとも雑司が谷駅はかなり鬼子母神停留所よりに造られている。
この区間には、唯一、都電荒川線が高架しているところがある。すなわちそこは踏切ではなく、道の上を走っていくのだ。高架といっても土手の上を荒川線が走り、土手にトンネルを開けた形で、下に道路がある。車一台が通るのがやっとというかんじだ。


さらに都電荒川線を歩きます。
 
 
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