ジョギング・マラソン/東京マラソン徹底解説&レポート

超練習不足初心者向け東京マラソン完走術(3ページ目)

10kmを3回走っておけば、東京マラソンの完走は可能です。走ったり歩いたり作戦で完走しましょう。10kmがまだ走れない人も、走ったり歩いたりトレーニングで、10kmを走りきれるようになります。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

走ったり歩いたりで完走ペースに

このスピードを前提としてランニングとウォーキングを交互に組み合わせ、42.195kmを攻略するペース表を作ってみました。

■走ったり歩いたり完走ペーステーブル
累積距離km 区間距離km 速度(分/km) 区間所要時間 累積所要時間
10 10 7:20 73:20 73:20
11 1 10:30 10:30 83:50
18 7 7:20 51:20 135:10
19 1 10:30 10:30 145:40
24 5 7:20 36:40 182:20
25 1 10:30 10:30 192:50
28 3 7:20 22:00 214:50
29 1 10:30 10:30 225:20
33 4 7:20 29:20 254:40
34 1 10:30 10:30 265:10
38 4 7:20 29:20 294:30
39 1 10:30 10:30 305:00
42.195 3.195 7:20 23:26 328:26

これで5時間28分26秒となります。1時間30分以上の余裕です。

東京マラソンではこう走る

10km地点は皇居前広場の終わった祝田橋
10km地点は皇居前広場の終わった祝田橋
このペーステーブルを使った走り方を簡単に説明しましょう。

最初の10kmは途中下り坂があるので、10kmを走りきれる人にとってこのタイムは困難ではないと思います。10km以上走り続けられるとは思いますが、後のことを考えて10km走ったら1kmほど歩きます。ここで疲労回復です。力まなくても時速5.7kmのウォーキングは容易だと思います。

次に7kmのランニング。これは最後のほうはちょっと疲れが出てくるかもしれませんが、まだ辛いという状態まではいかないでしょう。タイムを稼いでおかなければならないので、頑張ってもらいます。

また1km休憩を兼ねたウォーキングを挟んで5kmのラン。脚に疲労感と筋肉痛も出てくるかもしれません。このあたりで中間点を過ぎています。給水時には屈伸をして、脚の血液や体液の巡りを促します。

次のランはわずかに3kmと短くしています。このあとが大変になってくることを考えて体にパワーをよみがえらせておこうという作戦です。

また1kmのウォーキングを挟んで4kmランの繰り返し。

最後の約8kmは歩いていてもきついと思いますが、ここは頑張りどころ。ランニングはともかく、ウォーキングのスピードが設定速度より落ちないように注意します。ここまでにタイムの貯金があれば、少しはゆっくりできます。
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