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北京五輪、どうなる?日本テニス選手出場枠

北京五輪テニス、日本人選手は何人出場できるのか。テニス競技におけるオリンピック選考の方法や、参加の可能性について考察してみる。

執筆者:吉川 敦文

北京オリンピックテニス日本、誰が出場するのか? 断片的に伝えられている「錦織圭が北京オリンピックのワイルドカード申請」といった話題など、混沌としている。そもそもテニスにおける北京オリンピックの選考基準はどういったものなのであろうか?

北京オリンピックテニス競技の参考基準

杉山愛
シングルス、ダブルスともに出場が確実視される杉山愛
北京オリンピックテニス競技の参考基準を簡単に説明すると以下の通りになる。

<シングルス>
■前提
・64ドロー
・1国(もしくは1地域)の代表選手は最大4名

■ランキングで56人が選ばれる
・2008年6月9日付けランキングで自動的に選ばれる48人とITF(国際テニス連盟)推薦枠8人の合計56人
・「自動的に選ばれる48人」とは、選手の出場表明に関係なく決定されるのでその後の辞退の可能性はある
・「推薦枠8人」は、出場の意思を聞いた状態で、同じく2008年6月9日付けランキングで選ばれる

■ITF(国際テニス連盟)推薦枠の6人
・前述の通り、ITF推薦枠は14人のうち8人がランキングから選ばれるが、その残り6枠のこと。
・シングルス世界ランキングや、国、地域からテニス競技に選手が出場しているかどうかや、他の競技も含めた出場選手の総数が考慮に入れられる
・開催国の選手がランキングで入っていない場合、同国の選手が含まれる可能性が考えられる。

■IOC(国際オリンピック委員会)、NOC(各国のオリンピック委員会)、ITFの3者の推薦の2名
・全競技を通じて、代表者が少なめの国から選ぶといわれる
・ただし、すでに決定済み。男子はエルサルバドルとトーゴの選手、女子はジンバブエとリヒテンシュタインの選手

<ダブルス>
■前提
・32ドロー
・1国(もしくは1地域)の代表選手は最大4名
・シングルスと重複しない場合も考えられるので、シングルス、ダブルスと合わせると1国のチームとしては最大6名となる

■ダブルストップ10の選手
・2008年6月9日時点でダブルス世界ランキングトップ10の選手は、どのランキングの選手と組んでもよい。ただしパートナーは、シングルスあるいはダブルスの世界ランキングを持ていることが条件となる

■ITF(国際テニス連盟)推薦枠の7組

■シングルスで出場している選手
・シングルスで選ばれている同国の選手同士で組む

>>杉山愛は安泰、ボーダーラインの女子選手たち>>
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