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更新日:2007年06月29日

車いすテニス世界一!斉田悟司と国枝慎吾

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フェデラーにある記者が質問した。「日本人は何故勝てないのか」と。すると、フェデラーの口から出てきたのは2人の日本人選手の名前だった。

ていく。

試合の分析、そこから戦術を作り出すこと、その戦術を実行することは、普段から行っていなければ簡単に成功するものではない。付け焼刃で行えば、空回りすることが多いのだ。彼らが成功しているいうことは、普段から実践し、チームとして経験をつんでいる証拠に他ならない。

「常識」「良識」。それは世界レベルになると必携


2007年ワールドチームカップ(国別対抗戦)で再び世界一に!

斉田悟司
世界ランキング4位斉田悟司(2007)
2007年6月にスウェーデンで行われたワールドチームカップ決勝戦。相手は車いすテニスを長くリードしているオランダ。車いすテニスの団体戦はシングルスNo.1、シングルNo.2、ダブルスの順で行われる3本勝負。

シングルNo.2に出場するのは、斉田悟司(世界ランキング4位)。対戦相手は世界6位の選手。斉田は直前の5月に行われたジャパンオープン(福岡)で、この相手に苦杯を舐めさせられている。

リベンジを誓う斉田、第1セットを6-4で奪い、第2セット終盤6-6後に行われるタイブレークまでもつれる。相手のエースが増え、流れが悪くなり、迷いが生じる斉田。そこで日本代表チームの丸山弘道コーチがかけた言葉は、「自分のテニスを信じて真っ向勝負」。この言葉が効いたのか、斉田はタイブレークをもぎ取り勝利。

この瞬間、斉田は込み上げる気持ちを抑えきれずガッツポーズが自然と出た。その気持ちは「信じられない」というより、「ほっとした」というのが正直なところだった。

丸山は言う。「直前の大会で負けている悟司にとって、大きなプレッシャーがかかっていた。しかし、悟司は長く日本を支えてきた精神力でそれを跳ね除けた」と。

国枝慎吾
世界ランキングNo1の国枝慎吾(2007)
次の試合、国枝は世界2位の選手との勝負。丸山は後に振り返る。「慎吾は何かに取り付かれているようだった」。

第1セットを6-4で取り、第2セット。プレッシャーを感じてくる場面で、丸山と国枝は確認する。「感じるがままにひらめきでプレーしよう」。その通り、彼はやりきった。

最後のポイントは、セカンドサーブでノータッチエース。ファーストサーブ同様の強打。ダブルファーストとというセオリーではないことを国枝は大舞台でやってのけたのだ。

天を仰ぎ、ガッツポーズ。雄たけびをあげる国枝。チームのメンバーと握手し、そして抱き合う。この瞬間に4年ぶりの日本の世界一が決定した。

>>日本チームを支えているもの>>

(執筆者:吉川 敦文)

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