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テニスによくある怪我の対処法(2ページ目)

球技スポーツの中では優雅なイメージのあるテニスも油断や無理な行動から大怪我に発展することがあります。テニスでの三大障害の足首の捻挫、肉離れ、テニスエルボーについて予防と対処法をご紹介致します。

執筆者:吉原 浩通

最後にテニスエルボーですが、
週3日以上やられるベテランプレーヤーに多くみられ、肘関節の過激な使用や腕を伸びきった状態で負荷がかけられる動作が続けられるときになりやすいといわれています。腕をねじったり,手首を反らして肘を伸ばしたときに痛みが感じられるときはテニス肘の疑いがあります。

症状にも4段階あり
1.ストロークでのインパクトで痛みが感じられるが他のショットや日常生活には支障が無い。
2.さらに、ボレーでも痛みが感じられ荷物を持つことが辛く感じる。
3.サービスでも痛みが生じ、ラケット自体に重みが感じられる。
4.字を書いたり、お箸を持つことが短時間しかできず、サポーターを手放すことができない

病院では1~2についてはシップや塗り薬、3~4ではテニスを休むようにと言われます。

当然、完全休養に勝る治療方法はありませんが、試合が迫っている、テニスが職業、どうしてもやりたい(テニス中毒)などの場合は以下のことをお試し下さい。

1.プレー前にストレッチ、プレー後にもストレッチとアイシング15分を入念に行う
2.ラケットのフェースを大きくする、ガットを緩めにする、グリップを細めにする
3.スピン、ドライブなどの回転をあまりかけないようにする。
4.湯船でのマッサージ及び湯と冷水の交互浸水動作 1分×3セット
5.風呂上りに市販の関節用塗り薬でのマッサージ
6.1日5分のアレートレーニング(テーブルの上で手首がテーブルから出るように腕を寝かせ、500~1kgのアレーで手首の曲げ運動両面×20回×3セット)

痛みが和らがない場合は残念ですが、しばらくテニスをお休み下さい。

足首の捻挫、肉離れ、テニスエルボーなどの三大障害に限らず
何事も早期発見、早期治療でが肝心です。ちょっと痛いなと思ったら無理をしないように心がけましょう。それが最も長く、楽しくテニスができる秘訣ですから!
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