横浜アートの実験地 BankART 1929(3ページ目)

アートスクールや出版事業を独自に展開

月～土まで日替わりでBankART Schoolを開講

BankART 1929の活動は、先にご紹介したギャラリーやホールでの催し物、スタジオ活動やカフェ/パブにとどまりません。

先日の記事でも紹介したBankART Schoolでは、アートから建築、都市、横浜まで幅広いテーマで曜日固定、２ヶ月完結型のアートスクールを開講しています。

2007年度の後期プログラムも、「英語で行うアートの講座２」（10-11月）などアートの学び手向けの本格的なものから、「アート・コミュニケーション入門～対話の手法」（12-1月）など気軽に受講したいものまで興味深い講座がもりだくさんです。

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また、２つの拠点施設の他にもBankART 桜荘（中区黄金町）という防犯とアートの連携関係を探る施設や、BankART 金庫室（中区本町）というギャラリー施設、協力関係にある大地の芸術祭に関連したBankART 妻有（新潟県十日町市）を運営していて、その活動の手を館外へも広げています。

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「食と現代美術」展開催に際して刊行された書籍『美食同源』

それから派手さはないものの、継続的に行っている出版事業にも注目。例えば美術館で行われる展覧会のカタログは、会期が終わってしまうと流通せずに入手困難になってしまうことが多いのですが、BankARTでは大きな催しがあるごとに「書籍」としても成立する流通コードつきの刊行物を制作しています。

パフォーミングアーツや映像作品に関してはDVDというかたちで、横浜から日本中、はたまた世界へと活動を紹介できるメディアづくりにも力を入れているのです。

実際に現地に来ることが出来ない人でも、これらのメディアを通してその活動にふれることができます。

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