テクノポップ/近未来型アイドル

近未来対談~侮れないリア・ディゾン(4ページ目)

リア・ディゾンにはアイドルとしてはそれほど惹かれていない、ヒヨコ系大好きのオカチメンコ助手ですが、リア・ディゾンは侮れません。モデルハウス路線希望。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ha-jさん

先生:
Vanilla
『Vanilla』(2008年6月)はちょっと黒くてファンキーです。でも、ファンキーならもっとディスコっぽく引っ張ったらよかった思います。カップリングの「LOVE SWEET CANDY」の方が好きです。

助手:
「LOVE SWEET CANDY」は、さっき先生が言っていたホワイトレゲエのテイストもありますね。ボクはリード曲の『Vanilla』もすごく好きです。いいですよ、この曲。こういうギターのカッティングにすこぶる弱いです。サビへの展開もいわゆる良質のJ-POP!って感じで好きです。編曲のha-jさんというのはジャニーズ系の楽曲を多く手がけているようですね。あとはこの連載でも紹介した推定少女の「Chewing Girl」もha-jさんの編曲です。

キラーチューン

先生:
Communication!!!
ちょっと複雑な気分だったのですが、アルバム『Communication !!!』(2008年8月)を僕は買う気になったのは、オープニングの「Step Into My World」です。ガーリーハウス路線がやっぱり合っている事の再確認が出来た気がします。リミックスでさらにハウス度を上げてもいいでしょう。

助手:
「Step Into My World」は良曲の多いリア・ディゾンの中でも一番の出来じゃないでしょうか?もうキラーチューンといってもいいでしょう。DJするときにも重宝しそうです。で、この曲もさっきの「Vanilla」と同じha-jさんです。この曲を聴けば推定少女の「Chewing Girl」を手がけたというのも、すんなり納得できるんじゃないでしょうか? 気になる編曲家のひとりですね。

当然のごとく1stアルバムに続き、2ndアルバムもかなり高水準なんですが、前作にはなかったロックテイストの曲もあります。これは個人的にはいただけないですね。照準がブレてしまいます。冒頭でモデルハウス、乙女ハウスには渋谷系からの流れとR&B系からの流れがあると言いましたが、やはりリア・ディゾンは後者として、R&Bテイストもあるハウスチューンに絞ってほしいです。

先生:
R&B系J-POPでは、「Not Too Bad」が光っていますね。でも、登場週が16位というのはちょっと惜しい感がありますね。

助手:
アルバムとしての完成度うんぬん以前に、リア・ディゾンのタレントとしての人気に左右されている感じはありますが、やっぱりさびしい感じですよね。次はJazztronikあたりとガッツリ組んでアルバムを作ってみたりしたらすごく面白そうです。
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