テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~アイドルの法則

特定分野に不必要に詳しい人が世の中には居ます。そんな一人、けろっぐ博士を迎えて、Perfume対談シリーズを始めます。第1回は、アイドルの法則。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

けろっぐ博士
ここ3、4ヶ月、僕宛にPerfumeに関して多量のメールを送りつけてくる友人が居て、困っています。彼はPerfumeに没頭するあまり、Perfumeの油絵を描いたり、Perfume風の楽曲を作って、才能の見事な無駄遣いをしています。彼の名前は、けろっぐ博士。皆さんに不信感を持って頂くために博士の一番変な写真を貼っておきます。対談は博士(けろっぐ博士)、先生(わたくし、テクノポップのガイド)と表記いたします。

Perfumeとの遭遇

先生:
けろっぐ博士、久しぶりに対談をしたいと思います。博士は以前、戸川京子の記事で一部登場してもらいましたが、今回のテーマはPerfumeですから、張り切ってください。 博士って誰?という人も多いので、紹介がてらにちょっと、博士の得意分野を披露してください。僕の知っている限りでは、ハンドクラフト、チャイナドレス、ストーブ・・・このあたりですかね。

博士:
それに加え不思議ちゃんのオーソリティーとご理解いただければまず問題ないと言えるでしょう。

先生:
戸川純で人生が狂った一人ですね。Perfumeを知ったのは結構前で(ちょっと自慢げ)、ジューシィ・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」のカヴァーをしている珍しいアイドルグループがいると知ったのきっかけです。でも、CD買うまではちょっとタイムラグがあったんですけどね。博士は?

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
リニアモーターガール
博士:
私は意外と最近なのです。
以前から先生が『リニアモータ-ガール』のジャケ等が露出されていて、推薦されてもいたのですが、いまいち触手が伸びなかったのです。

先生:
博士が油絵を描いたジャケですね。それはなぜですか?

博士:
まず『リニアモーターガール』のジャケですね。その余りに洗練された形式美に天邪鬼な私としては逆にちょっと抵抗があったのではないかと思います。 ダフト・パンクやポリシックスのルックスも、もともとずっとそれだから“アリ”なわけで、いきなりいまさらって感じもします。テクノのビジュアルとしては余りにもステレオタイプ的に感じたのかもしれません。

ところが仕事中、有線で流れてきた「チョコレイトディスコ」を聞いて、思わずそのキャッチーなメロディーと歌詞に心酔。 ネットで即調べて以前先生より推薦されてたユニットだと気が付いたわけです。
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