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更新日:2008年07月31日

続々登場の紙ジャケCD

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このところ目立つのが、“紙ジャケ”仕様でのCD再発売。ロックの名盤も次々に美しい紙ジャケになってよみがえっている。今回はヴァン・ヘイレンとフォリナー、ポーキュパイン・ツリーの紙ジャケシリーズを紹介。

文章:田澤 仁(All About「ロック」旧ガイド)

アナログLPに近い感覚が紙ジャケのよさ


音楽を聴くためのソースが、アナログからデジタルに代わってから20年以上が経過する。以前は主流だったカセットテープやアナログレコードがCDやMDになり、今やインターネットで購入できるデジタルデータも主流になりつつある。デジタルになって音質は飛躍的に向上したし、扱いやすくなった。しかし失われたものもある。その中でもっとも大きいのは、LPのジャケットだろう。LPの時代は、アルバムジャケットのデザイン、つまりカバーアートまで含めてひとつの作品と考えるアーティストが多かったようで、カバーアートを見るだけで想像力をかきたてられるものもあった。

もちろんLPの30cmというサイズは今考えれば大きくて持ち運びにくいし、傷が付きやすいアナログディスクの扱いは慎重を要した。しかしそんな不便さも含めて、レコードの楽しさだと考える人も多かったはずだ。大好きなアーティストの新譜をレコード店に買いに行って大切に持ち帰り、袋からそっと出してターンテーブルに乗せ、慎重に針を下ろす。そうやってレコードをこわれもののように大事に扱うことで、そのアーティストや音楽そのものに対する愛情がより深まる、そんな面もあったはずだ。

最近、そういったアナログ時代のよさが見直されてきているようで、以前の名盤が、いわゆる紙ジャケ仕様で復刻されることが多くなってきた。もちろん中身はCDなのでサイズは小さい。だからアナログ時代そのままというわけにはいかないが、紙ジャケならではの質感がある。ディスクが半透明の内袋に入れられていたりして、大切に扱いたくなるところなどは、アナログ時代の感覚に近いものがある。


次のページでは、最近紙ジャケで再発されたものの中から、まずはメジャーどころを紹介しよう。

(執筆者:田澤 仁)

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