インド/インド基本情報

インドの季節(気候・気温)・祝日・イベント(2ページ目)

あらゆる民族、言語、宗教、文化の交じり合った多様性に富んだ巨大な国インド。この記事では主要エリアの気候の特徴、一年を通しての祝日・イベント情報をご紹介します。

執筆者:冬野 花

ラジャスターン州の気候

刺すような日差し

刺すような日差し

北インド平野の西に広がる砂漠地帯のラジャスターン州エリアは、「砂漠気候」という言葉のイメージそのままに、乾燥していて非常に暑いエリアです。3月下旬~9月下旬までは、ほとんど雨も降らず、常に強烈な日光が降り注ぎます。特に、4月中旬~6月あたりは観光意欲を失うほどの「肌に痛い」ような暑さが続くので要注意。

ベストシーズンは11月~3月初旬。朝晩は羽織物が必要ですが、昼間は乾燥していて適度に暖かい~暑い程度でしょう。しかし北インド平野同様に、12月中旬~1月下旬の約1ヶ月強の間は、特に朝晩、本格的に冷えるので防寒対策が必要。昼間と夜間の気温の差が激しいため、体調の管理には注意しましょう。

 

ムンバイと西海岸の気候

ムンバイ及び西海岸は雨季を避けよう

ムンバイ及び西海岸は雨季を避けよう

一年を通してあまり気温の差はなく、低くて20度超、普段は30~35度程度です。観光シーズンは10~5月の乾季。特に空気がカラっとしていて、快適な夏といった感じの10月中旬~3月はベストでしょう。

逆に避けたいのは、6~9月の雨季の4ヶ月間。とてつもない豪雨に見舞われ、毎年、大なり小なりの洪水が発生します。大都市ムンバイも、雨季になると豪雨で都市機能が一時的に麻痺することも……。この時期にやむ終えず行く場合には、雨で活動ができない日がある可能性を考慮に入れて計画を立てるといいでしょう。

コルカタ(カルカッタ)と東海岸の気候

コルカタの町中

コルカタの町中

夏は非常に暑く、しかも湿度が高い東海岸。6~9月の雨季ともなると、気温が38度、湿度90%なんて日も! 観光のベストシーズンは、10~3月です。12月と1月の冬は北インド平野ほどは冷えませんが、朝晩は羽織るものがあるといいでしょう。

バンガロールの気候

高い場所から見たバンガロール

高い場所から見たバンガロール

南インドに位置するため、本来であれば暑いはずなのですが、標高約800メートルの高原ということもあり、一年を通して非常に過ごしやすい気候の都市。そんな快適な気候のおかげで、外国企業が集まるIT都市として発展したと言われることもあるほど。夏服プラス羽織るものがあればいいでしょう。

 
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