インド/インドのおすすめ観光スポットの口コミ

官能的なミトゥナ像がある「カジュラーホの建造物群」

インドの「ミトゥナ像」とは豊穣の願いが込められた男女交合をモチーフにした彫刻のこと。「カジュラーホの建造物群」が世界的に有名で世界遺産になっています。ヒンドゥー教、ジャイナ教合わせて25ヶ所の寺院から構成され、三つの寺院群に分かれています。像は芸術的価値も高いので一見の価値ありです。

投稿記事

芸術的価値も高いミトゥナ像

 

 

ミトゥナ像ってご存知ですか? なんと「男女交合」をモチーフにしたエロティックな彫刻のことです。このミトゥナ像で世界的に有名なのが世界遺産「カジュラーホの建造物群」。インド中央部、マディヤ・プラデーシュ州のカジュラーホ村にあります。ヒンドゥー教、ジャイナ教合わせて25ヶ所の寺院から構成され、西群、東群、南群と、三つの寺院群に分かれています。西群に最も多く寺院が残っています。


小さな村の世界遺産

カジュラーホは今でこそ小さな村ですが、10世紀から12世紀までのチャンデーラ朝の間には、周辺に80以上もの寺院が建立されたとか。 現在は25ヶ所の寺院が残っており、それが「カジュラーホの建造物群」として世界遺産に登録されています。


宗教は違えどレリーフは共通

「カジュラーホの建造物群」は、西群、東群、南群と、大きく三つの寺院群に分かれており、寺院によって、ヒンドゥー教もしくはジャイナ教と宗教が異なっています。しかし、ミトゥナ像などの官能的なレリーフ群はどちらの寺院にも共通してあります。


ミトゥナ像に込められた願い

 

 

このレリーフ群を見ていると、古代インドの性愛論書「カーマ・スートラ」を思い出さずにはいられませんが、エロスだけにあらず。躍動感あふれるボディラインの表現など、もちろん芸術的価値も高いもの。豊穣の願いが込められているのだとか。一見の価値ありです。ちなみに「カジュラーホの建造物群」は、西群に寺院が最も多く残っており、カジュラーホ最大の「カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院」もやはり西群にあります。


■ミトゥナ像
住所:Khajuraho,Madhya Pradesh,India
料金:Rs250
アクセス:カジュラーホ空港から約5km、カジュラーホ駅から約8km

※データは記事公開時点のものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます