ドラマ/恋愛・青春・人間ドラマ

恋することをあきらめない ドラマに学ぶ 恋の壁克服法(2ページ目)

身の丈を超えた恋でも、手の届かない人ですきになってしまうもの。テレビドラマはそんないろいろな恋の形を教えてくれる。困難な壁を乗り越えてきたケーススタディ。あきらめない恋愛術を学びましょう。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド


ケース2『ビューティフル ライフ』

美容師の柊二(木村拓哉)と図書館に勤め車いすに乗る杏子(常盤貴子)、第一印象は最悪だったけど、柊二は杏子の前向きに明るく生きる姿にひかれ、杏子は柊二の車いすの自分に対して何の偏見ももたない態度に好感を持つようになる。

杏子が柊二のカットモデルになったことなどから二人はやがて恋に落ち、柊二の仕事、家族の反対、昔の恋人などの問題を乗り越えていくにつれふたりの絆は確かなものになる。しかし二人の前途には杏子の歩けなくなる原因となった病気の進行という暗雲が立ちはだかる…


身体のギャップ 明るく前向きな生き方は、人の心をつかむ

杏子はいつもは明るく振るまい、柊二が車いすを押してあげたりするのを断るなど、自分でなんでもできるんだ、と強がっています。しかし、ボランティアの美山(的場浩司)を「善意の押し売り」と非難したり、逆に卑屈な発言をしてみたりとどこか無理がありました。

そんな杏子の心を開く柊二の有名なセリフが「おれが心のバリアフリーになる」。
柊二の杏子に接する態度は木村拓哉のキャラ通りナチュラル。いつもは自然に見守っているだけで、困った時だけ手助けをしようとしています。
その普通さこそが「心のバリアフリー」なんでしょう。

一方にマイナス要素があるハンディキャップ系の壁は、時間をかけてやさしく包み込んで不安を取り除いて乗り越えていく。
ただ普通は「いい人」で終わってしまい、愛に変わるのは木村拓哉だから、という気もちょっとしますが…


脚本:北川悦吏子
演出:生野慈朗、土井裕泰
制作:生野慈朗、植田博樹
出演:木村拓哉、常盤貴子、水野美紀、池内博之、渡部篤郎、的場浩司、原千晶、西川貴教、京晋佑、椋木美羽、小雪、大森暁美、河原崎建三、モロ師岡、佐藤友美

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