乳児育児/ねんね期

赤ちゃんの発達・発育カレンダー0~1ヵ月(2ページ目)

10人いれば10通りの発達の速度があります。子どもの育ちにはマニュアルはありません。このカレンダーは、あくまでも目安としてご覧くださいね。

執筆者:浅川 美映

赤ちゃんは目が悪い!?

新生児
昼夜関係なく、寝たり起きたり。新生児の視力は0.02程度
生まれたばかりの赤ちゃんは、視力が発達していません。明暗がわかる程度といわれています。視野も、大人が見ている視野とは全く違い、とても狭いのです。そのため、目の前で物を動かしても、この時期はまだ目で追うことはできないのです。

耳は良い

耳はしっかりと発達しているので、声はよくわかります。どちらの方向から声がするのか?と、しっかり聞いて、顔を向けようとしたりします。

頭には、穴があいている

頭には、「大泉門(だいせんもん)・小泉門(しょうせんもん)」と、呼ばれる穴があります。これは、産道を通るとき、頭の形を自由に出来るようにするため、頭蓋骨にある隙間です。小泉門は生後1ヵ月くらいで閉じるのですが、大泉門は閉じるまでに1年半くらいかかります。おでこの近くの、髪の毛の生え際あたりで、ぺこぺこする部分が大泉門です。押したり、むやみに触ったりしないようにしましょう。

ママを知る

赤ちゃん
ママの温もりを知っていく
赤ちゃんは、どうやってママを知るのでしょう。私は、メールマガジンでも度々書いていますが、「母親は子どもの安全基地」と考えています。安全基地とは、外で何かあっても、ここにくれば、癒され、パワーをためられる場所。その準備は、赤ちゃんの頃から行われています。

不快なことを「泣く」という手段ひとつで知らせる赤ちゃん。泣かれて、困りながらも、我が子を「快」の状態へ……と頑張るママ。そして、赤ちゃんは、「不快→快」と変化していきます。その繰り返しが、「この人は、ボクを(ワタシを)気持ちよくしてくれる人だ!」と、知っていくのです。そして、その人の腕の中が、安心できる安全基地になっていくと、私は考えています。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます