ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

多機能フラットファイル 「見・分・録」(3ページ目)

誰しもこれでファイルデビューを飾るというくらいに定番的存在な「フラットファイル」。そのフラットファイルがこのたび多機能になって生まれ変わりました。その多機能ぶりをレポートします。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


進化した綴じ具

フラットファイルのとじ具にはファスナーと呼ばれる特有のものが使われている。書類を綴じるには、そのファスナーにある穴にとじ足2本を正確に入れるという作業が伴った。決して書類の出し入れが簡単という印象はおそらく誰も持っていないだろう。
プラス フラットファイル見・分・録
今やオール樹脂になっているフラットファイルのとじ具。

最近フラットファイルを使わないでいたら、このとじ具もすっかりと進化ををとげ、使いやすくなっていた。とじ具をはずすには、まず中央の部分をつかみ上に起こしてあげる。これまでのものでは、次に綴じ具をそのまま上に持ち上げるものになっていた。しかし、これは横にスライドして外すというものだ。
プラス フラットファイル見・分・録
左/とじ具を起こし
右/そのまま上につまみ上げる

プラス フラットファイル見・分・録
とじ具の穴は一カ所が開放されているので、横にスライドするだけで、簡単に外せる。

とじ具をセットするときはその逆を行えばいい。穴に通すのとは違い、スライド式なのでより簡単に行えるようになっている。

プラス フラットファイル見・分・録
マットなカード紙タイプとPPラミネートタイプもラインナップされている。
以上のように今回の「見・分・録」の多機能ぶりには、誰もがご納得されたことだろう。これまで保存中心だったものに閲覧性、しおりの追加、そして記録しやすさをも加えて格段に使いやすくなっている。しかし、個人的にはちょっと気になるところもある。それはデザイン性だ。デザインがこれまでとほぼ同じになっている。今回の多機能化によって、これまでのように社内で使うだけでなく、積極的に外に持ち出すことも当然増えてくるはずだ。そこで、そうしたことを意識したデザインという部分にも、手を入れて欲しかったというのが私の偽らざる感想だ。例えば、オールブラックカラー、またはホワイトや鮮やかなオレンジやグリーンなどがあると個人的にはうれしい。

ひょっとすると、今回はあえてこれまでのデザインにしたのかもしれない。確かにそうすれば、既存のフラットファイルと機能性の違いが明確になる。そうした狙いがあったのかもしれない。ぜひ、今後はパーソナル仕様のカラーバリエーションというのも出して欲しいものだ。

いずれにしても、低価格ファイルにメスを入れ、こうして多機能化させるという試みは大変に意義深いことだと思う。

プラス フラットファイル見・分・録
プラス フラットファイル 見・分・録
カード紙タイプ 105円。PPラミーネートタイプ 157円。



<関連リンク>
プラス フラットファイル 見・分・録
ガイド オススメリンク集「綴じる道具にもこだわる」
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