ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

隣の文具活用術 読売新聞記者編(2ページ目)

様々な職業の方の文具活用術をご紹介する「隣の文具活用術」。第4回目の今回は読売新聞の記者をされている市原さん。新聞記者の方ならではの活用術をたっぷりとお聞きしてきました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

ガイド:
その取材やインタビューの中で、文具はどのように使っていますか?

市原さん:
こうしたタレントの方々のインタビューは、あらかじめ日程が決まっているというよりかは先方の都合で突発的に予定が入るケースが多くあります。ですので、まず、私がしなくてはならないのは、いつインタビューが入ってもいいように、そのタレントの方のことを事前にできるだけたくさん調べるということです。たとえば、これまで掲載された新聞、雑誌、本などを集めてこうしたノートにまとめていきます。
市原さん愛用のノート
日頃愛用されているノート。

ガイド:
ノートには特にそうした記事のコピーなどは見当たりませんが・・・。

市原さん:
そうなんです。私は記事をコピーしてそのまま貼ることは一切しません。その記事のエッセンスとなるところを自分で咀嚼してノートに書きとめるようにしています。

我々が取材するものは、たとえ公になっている情報でもまず疑うということが基本です。最も信頼できる情報、それはタレントの方ご自身の口から発せられた言葉だけです。時にはご本人の語ることにも誤りや思い違いもあります。ですから、正確な内容を書くためには、幅広い角度からの取材が欠かせないのです。

そうして集めた情報でも、いざ取材するときはすべて忘れてタレントの方の話に集中します。資料に気をとられてばかりいると会話が弾みませんので。

ガイド:
ノートの中を拝見すると、すべて縦書きになってますね。これはどうしてですか?
市原さん愛用のノート
市原さんは縦書きにこだわっている。


市原さん:
そもそも日本語というのは縦に書くものです。例えばアルファベットが縦にかかれていたらおかしいですよね。それと同じことです。日本語を縦に書くと気持ちが引き締まるといいますか、背筋がピシッと伸びるような感覚があります。そもそも我々の完成品である新聞も多くの記事が縦組ですので、この方がしっくりときます。

また、日本語は縦に書いた方が早く書けるというメリットもあります。私は取材も含めて、すべて縦書きにしています。

ガイド:
色々なノートをお使いのようですが、何かこだわりはありますか?

市原さん:
ご覧の通りノートのサイズはバラバラ。特にこだわりはありません。

しいてこだわっていることと言えば、いつでも手に入るノートを使うということでしょうか。私たちは書く仕事ですから、ノートを切らしたらすぐに手に入るということが重要です。ですので、定番的なノートを使っています。

中でも、好きなノートはいくつかあります。例えば、ツバメノート、アピカ1000年ペーパーのノート、ライフの応用ノート、原稿ノートなどです。

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