私は、ペンをシャツの胸ポケットにさして携帯することが多い。
ペンを1つのアクセサリーに見立ててシャツと合わせたりするのも愉しいし、使うときに、さっと取り出せて便利だからということもある。
でも最近、少々年を重ねてきたので、冬ともなるとシャツの上にチョッキやセーターなどを着ることが多くなった。そうすると、胸ポケットがふさがれてしまう。セーターなどを捲り上げてペンを出し入れするのはどうにもさまにならない。
他にさっと取り出しやすくて収納できるところはないかと言えば、残すところはズボンのポケットくらいのものだ。ペンをズボンのポケットに入れたことがある方ならおわかりだろうが、コレがなんとも心地が悪い。
ちょうど、そんな折、携帯性に優れたいいペンを見つけた。しかも、ペン2本セットだ。
それが、今回紹介するカヴェコ スポーツの万年筆、ボールペンセット。
ドイツの老舗ペンメーカー カヴェコ
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| このケースだけ見たら、万年筆とボールペンが入っているとはだれも思わないだろう。 |
カヴェコ社はドイツで1892年創業の歴史あるメーカーだ。このカヴェコ スポーツが誕生したのは1925年。いっとき生産が中止され、1995年に復刻された。その復刻版を今回私は手に入れた。最近、文具の世界では昔の名品の復刻が多い。文具ファンにとってはうれしい限りだ。
スポーツというネーミングは、スポーティに携帯ができるということで名づけられたという。確かにこれを携帯しながらゴルフやポロに興じるというのも悪くない。
ペンの説明に入る前に、ケースについて触れてみたい。手のひらより小さなそのケースは丸みを帯びた形状をしていて、手に握ってもよし、私の最大の関心事であるズボンのポケットに入れても邪魔にならずしっくりとくる。これは大変助かる。
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| かなり厚手の革を使っているので、ケースの口をひっぱりあげてもちゃんともとにもどるようになっているのがうれしい。 |
ケースにはペンを出し入れする口がある訳だが、ボタンやチャックなどは見当たらない。ペンの出し入れは口をグイーっとひっぱりあげるという少々乱暴だが、いたって簡単な方法。
シンプルな方法ではあるが、チャックやボタンがない分、壊れてしまう心配がないので、こういうのが実は一番信頼感があったりする。ケースには、チェーンでつなげられた金色のメダルがついている。ちょっとした飾りかなと思いきや、そうではなさそうだ。
ズボンのポケットに入れておく際に、このメダルだけをちょこっとポケットから出しておく。そうすれば、いざケースを取り出そうという時に、このメダルを引っ張ればよい。
これが本来の使い方がどうかはわからないが、私はこのように使っている。まるで紳士が懐中時計を取り出す時のようで、個人的にこのしぐさが気に入っている。
こんなに小さなケースに入った本格ペンとはどんなものかというと・・・