男のこだわりグッズ/デジタルグッズ・便利グッズ

お茶くらい自分で淹れるのが大人の男の嗜み(11ページ目)

楽に、しかしスタイリッシュに、しかも美味しく、お茶を飲むための、こだわりの茶器を紹介します。面倒くさがりの人でも最小限の手間でお茶が楽しめる、それでいて物欲も満たされる茶器を選んでみました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド


デザインの良い茶漉し付きマグカップはなかなか見つからない

HOUEN/KY-T「CHAKIマグ」4,725円 (税込)
売られている商品は白バージョンのみです。

マグカップに、ぴったりと入る茶漉しが付いた、いわゆる「茶漉し付きマグカップ」は、探せば色々なデザインのものが売られています。ただ、その多くは、中国茶用かハーブティー用なので、デザイン的に、今一つ物足りないものが多く、ガイド納富は長い事、良いモノはないかと探し続けながら、決定版に出会えずにいました。ほんと、探して貰えば分かると思うのですが、大人の男が普通に使えるデザインで、しかも使いやすいものとなると、ほぼ全滅だったのです。

マグカップ、茶漉し、蓋の三つのパーツから成る

ただ、一種類だけ気になっていたマグカップがありました。2006年の春にデザイナーの近藤康夫さんにインタビューをした際に見せていただいた、有田HOUENシリーズの新作(当時)の茶漉し付きマグカップです。その時は、まだ発売も決まっていなかったため、当時準備していたガイド納富によるお茶の本「drinkin'cha」(ロコモーション・パブリッシング)や、このガイド記事で紹介したかったのですが、その時はタイミングなどが合わず紹介出来ませんでした。

なので、「CHAKIマグ」という名前でスタイルストアで再会した時には、とても嬉しくて、お茶が美味しい季節になったらすぐに紹介しようと思いつつ、愛用していたのでした。で、使えば使うほど、想像通りの良い出来で、今では仕事中には手放せないアイテムの一つになっています。

茶漉し付きマグカップは究極のモバイル茶器

お気に入りの茶葉を一掴み
(写真の茶葉は、海風號の金奨鉄観音)

この「CHAKIマグ」を始めとする、茶漉し付きのカップは、茶漉しに茶葉を一掴みほど入れてマグカップにセット。後はお湯を注いで蓋をして、ものの1分も待てば美味しいお茶が出来上がるという、本当に便利なもの。茶漉しは外して蓋の上に乗せれば、茶漉しから垂れるお茶が机を汚す事もありません。飲み終わったら、また茶漉しをセットしてお湯を足せば、またお茶が飲めます。

それだけでも十分便利なのですが、この「CHAKIマグ」は、マグカップ部分が薄手で軽く作られているので、茶漉しや茶葉が入った状態でも、あまり重くならず、お湯を入れに行くのも楽々。茶漉し付きのカップには、マグ部分がやけに大きくて厚いものが多いので、この軽さと薄さは嬉しいところです。また、マグカップ自体、自然でキレイなラインですし容量も十分なので、単独で使えるのも良いですね。

味見しながら好みの濃さに調整しよう

茶漉し部分も穴が小さく、しかし多めに開いているので、細かい茶葉がカップ側に出てしまう事がなく、しっかりと抽出出来るようになっています。蓋も大きくて、茶漉しを乗せるのに不安がありません。平たいわけではないので、多少揺れますが、皿としての機能に問題はありません。惜しいのは、茶漉しを乗せずに。マグカップに直接フタを乗せた時の安定が悪いことでしょうか。これがピシッと決まっていると、蓋付きマグとしても使えたのですが。

シンプルで邪魔にならないデザイン

といっても、薄手で軽いだけでなく、口当たりも良いマグカップで、しかも茶漉し付きで、茶漉しと蓋を合わせてトータルでデザインされているというだけでも、他の茶漉し付きマグとは一線を画した出来。オフィスの机の上にさりげなく置けるし、自分でお茶を淹れるのが面倒ではなくなるのではないでしょうか。価格も手頃です。

次のページでは、とっておきのお茶を飲むための小さな急須を紹介します。


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