アンチエイジング/アンチエイジング基礎知識

アンチエイジングに効果的なサプリメント1

アンチエイジングには不足を補うサプリメントが不可欠です。肌、睡眠、便秘対策、抗酸化、パワーアップ、ホルモン調節、脳の抗老化などをサポートするオススメのサプリを紹介します。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

サプリメントの意味、効果って?

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不足した栄養を補って、バランスを整え、病院に頼らずに健康を守るのがアンチエイジングの基本
アンチエイジングを考える上で、サプリメントは欠かせない存在です。なぜなら、食の好みや食生活の乱れによって、毎日の食事だけでは不足する栄養素やアンチエイジング効果の高い成分などがあるからです。

ガイドも10年ほど前に、アメリカ留学したのをきっかけに、サプリメントを毎日の生活に取り入れています。アメリカではその当時から、スーパーマーケットにもサプリメントコーナーがあり、食材と一緒にサプリメントを気軽に選び、「いかに病院に頼らずに、自分の健康を守るか」という意識が高かったのです。

10代から便秘に悩み、1年に4~5回は風邪をひいて熱を出していたガイドも、サプリメントを摂るようになってからは、病気知らずになりました。

元気で健康に年齢を重ねていくために、ガイド愛用の「アンチエイジングをサポートするサプリメント」を紹介します。

アンチエイジングをサポートする7つのサプリメント効果

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元気、キレイ、眠り、パワーなど、今の自分に必要なものを補うのが賢いサプリメントの利用法
ガイドは、自分が飲んでいるサプリメントを用途別に次の7つに分類して体調に合わせて飲んでいます。

キレイ系
……ダイエットと肌コンディションをアップ

サビ取り系
……老化の原因活性酸素というサビを退治する

バランス系
……体に必要な栄養バランスを整える

お腹サポート系
……便通を改善してお腹をキレイに

頭スッキリ系
……仕事の効率をアップして、頭脳明晰に!

ぐっすり系
……いい眠りをサポートする

パワー系
……とにかく元気に体を動かしたいときに

ガイドから皆さんへのアドバイスとして「サプリメントは自分の体調に合わせて選んで飲むこと」を強調します。決して意味もわからずに飲まないでください。

「今の自分には何が不足しているから体調がイマイチなのだろう?」という疑問を持ち、それを解決するための一手段として、サプリメントで栄養を補いましょう。

■キレイ系サプリメント

激しい運動後や紫外線ダメージを改善したいときに摂りたい、ピクノジェノール

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アメリカ「Healthy Origins」社のピクノジェノール。1錠100ミリグラムを寝る前にのむのがオススメ
フランスの海岸に生える松から抽出したフラボノイド系の成分。抗酸化力が強く、コラーゲンの生成を高めたり、美肌効果もあります。

海風と強い太陽の光に耐えて育った松の成分なので、ガイドの場合、紫外線ダメージを受けた夏や、マラソンや筋トレなど、激しい運動をした後などに利用します。

生理不順、更年期トラブル時に摂りたい大豆イソフラボン

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アメリカ「Puritan's Pride」社の大豆イソフラボン。実はお豆腐が苦手なガイドはサプリメントでイソフラボンを補給
大豆イソフラボンは大豆の種子の中の胚芽部分に多く含まれる抗酸化物質フラボノイドの一種です。

また女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをすることから、皮膚のキメを整えたり、肌を乾燥から守ったり、生理不順、更年期の不調などにも用いられ、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす効果も期待されています。

粉末になった大豆イソフラボンがカプセルや錠剤のサプリメントが多く、ガイドのように、豆腐や納豆などを毎日食べる習慣がない人には、特におススメです。

疲れた時、くすみを改善したいときに摂りたいビタミンC(アスコルビン酸)

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アメリカ「Puritan's Pride」社のビタミンC。キレイにもサビ取りにもイイ万能サプリです
ビタミンCには、抗酸化成分やコラーゲンの生成、メラニン色素の生成抑制によるシミ、くすみ改善効果、疲労回復などが期待されています。

ビタミンCは、体内に余分に蓄積できずに水溶性でもあるために、摂取後2~3時間で、体外に排出されてしまうので、一度に摂取せずに、食事ごとなど、何回かに分けて摂取しましょう。

ガイドの場合、朝食と夕食の後に1錠ずつ飲んでいます。日焼けの後や疲れがひどいときは、2~3時間おきに1錠ずつ飲みます。

肌の代謝を改善したいときに摂りたい亜鉛

亜鉛は、体に必要不可欠なミネラル(微量元素)の一種で、肌細胞の新陳代謝を活発にし、皮膚細胞の再生を促進します。また爪や髪の毛を作る際に必要な成分でもあります。

さらに亜鉛は、たんぱく質の分解や合成に重要なミネラル。亜鉛が不足すると、肌の再生に必要なタンパク質が十分に合成できなくなり、肌代謝が悪くなるだけでなく、肌荒れやニキビなどの原因になります。イライラや不妊症なども亜鉛不足と関係することが指摘されています。

日本人は大豆、ゴマなど亜鉛を含む食品を摂れば不足することがありません。ガイドの場合、マルチビタミンに亜鉛が含まれているものを選んでいます。ただし加工食品やファーストフードなどをよく食べる人は亜鉛が不足しがちですが、摂取しすぎるのも体に悪いので、爪や毛髪によるミネラル検査を受けて、必要な量を医師に調べてもらいましょう。

■サビ取り系サプリメント

体の衰えを感じたときに摂りたいCOQ10(還元型)

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アメリカ「Doctor's Best」社のCOQ10.サプリメントでCOQ10を摂取する場合は、より抗酸化力が高く腸からの吸収性も高い「還元型COQ10」を! 
COQ10は体のさまざまな細胞の中にあるミトコンドリアで行われるエネルギー生産を助け、体のサビ(活性酸素による細胞の酸化)を落としてくれる働きが期待できます。また細胞膜にもCOQ10が存在し、細胞を保護する役割を担っています。

COQ10は、年齢とともに体の中でつくりだす力が衰え、40代では20代の頃の30%、80代では50%も失われます。

40歳を過ぎたガイドは、毎朝朝食後に飲んでいます。
COQ10は水に溶けないため、空腹時に飲んでも吸収が悪いので、食後に飲むようにしましょう。

目や脳、肌の疲れを感じたときに摂りたいアスタキサンチン

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アメリカ「NOW」社のアスタキサンチン。サケやイクラのオレンジ色の成分がアスタキサンチンで、クロレラやノリなどの仲間のヘマトコッカスという海の藻から採取されたものが主流
アスタキサンチンは、カロチノイド系の成分で、βカロチンの約10倍の抗酸化力を持つと言われます。

アスタキサンチンは、紫外線で発生した活性酸素から肌や目を守ったり、筋肉疲労や眼精疲労を改善したり、脳の老化を抑制する効果も期待されています。

ガイドの場合、食事で脂肪の摂取が少ないとき、紫外線を浴びて肌や目が疲れたときなどにサプリメントで補います。

脂っこい食事が続いたときに摂りたいレスベラトロール

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アメリカ「Doctor's Best」社のレスベラトロール。疲れたときに1日1~3錠を水と一緒に飲む
レスベラトロールは赤ワインやブドウの皮にごく微量だけ含まれるポリフェノールで、強い抗酸化力があります。抗肥満効果や動脈硬化の予防効果が期待されています。

疲れが溜まったときや、脂っこいものを食べ過ぎてしまったときなど、レスベラトロールで体をお掃除します。

■バランス系サプリメント

「風邪引きそう」と思ったときに摂りたいエキナセア

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アメリカ「Nature's way」社のエキナセア。風邪をひきそうな調子の悪いときに毎食後に2錠ずつ3日間ぐらい飲む
エキナセアは、ハーブの一種でハーブティーにも配合されます。ただちょっとニオイと苦味が気になるので、私はカプセルで飲みます。

エキナセアは免疫力を高めて、抗ウイルス、抗細菌作用があると言われるので、ガイドは風邪を引きそうなときや、疲れて免疫力が落ちているとき、ウイルス感染が流行している時期に予防のために利用します。

肌の疲れを感じたときに摂りたいビタミンB群

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アメリカ「Puritan's Pride」社のマルチビタミン。いろいろ配合されて便利ですが、外国製はやや錠剤が大きく、飲み込むのが苦手な人は日本製を
ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンなどのビタミンの総称です。

ビタミンB群は、細胞の代謝を促進するほかに、タンパク質や脂質の代謝に欠かせない成分で、皮膚では皮脂の分泌をコントロールしたり、新しい皮膚細胞を生み出す力を補います。

・ビタミンB1
細胞に必要なエネルギーを作り、老いを感じさせないみずみずしい美肌をキープします。

・ビタミンB2
カサカサした肌の乾燥を改善し、潤いを保ちます。

・ビタミンB6
皮膚の炎症を予防し、皮膚や毛を作るタンパク質を豊富に生み出します。

・ビタミンB12
赤血球を増やして体中の細胞に酸素を送るのを助け、皮膚細胞の代謝を促進します。

・ナイアシン
皮膚を丈夫にしてくすみを防ぐほか内蔵の機能を高めます。

・パントテン酸
ビタミンB1、B2などと一緒に皮膚の健康を維持するほか、脂肪の代謝を促進します。

・葉酸
体全体の細胞の再生力を高め、新しい細胞を生み出す力を高めます。

・ビオチン
皮膚を感染や炎症から守ります。

ビタミンB群をサプリメントで摂る場合は、たくさんの種類が配合されたものを選ぶと、ビタミンB群同士が協力し合って、よく働いてくれます。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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