Mac OSの使い方/Mac OSのウラワザ

アドレスブックを使って年賀状の宛名印刷する(2ページ目)

Mac OS Xに標準で付属するアドレスブックは、独自の項目を追加できるなどカスタマイズ性の高さが魅力です。横書きなら宛名印刷機能もあり、オンラインソフトを組み合わせれば、アドレスブックの内容をそのまま縦書きで印刷できます。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

番地を漢字で表示することもできて、ファイル保存もできる「宛名工房」

こちらは税込み840円のシェアウェアですが、アドレスブックの住所を直接参照したり、宛先の住所の数字を漢数字にしたり、連名のレイアウトなど、より細かく設定できます。
左下のカギのアイコンをクリックして編集可能です。control + クリックで項目追加メニューが出ます(クリックで拡大)

左下のカギのアイコンをクリックして編集可能です。control + クリックで項目追加メニューが出ます(クリックで拡大)


しかも、印刷時に使用するアドレスの選択をアドレスブックのグループ設定などをそのまま利用できるので便利です。

レイアウトにこだわりたい場合は、左下の鍵のアイコンをクリックすると編集モードになります。以下のような変更が可能です。
  • control + クリックでメールアドレス等のアドレスブックの項目を追加
  • 追加した枠はドラッグで移動可能
  • 変更した内容はファイルとして保存可能。用紙サイズ設定も記憶されるので便利
あとは、印刷時に位置調整機能もあり、イメージ通りの設定にできるので使っていて気持ちがよいです。

残念なポイントとしては、抽出条件などがファイルに記憶されない点。新規起動時に前回の葉書レイアウトを読み込んでくれない点くらいでしょうか?

アドレスブックの情報をそのまま宛名印刷に使いたい場合は、現時点で最もよくできたソフトウェアだと思います。


その他、覚えておくと便利なアドレスブックのワザ

最後に、アドレスブックの便利ワザを紹介。こういう操作ができるんだ!ということを頭に入れておけばいざというときに役に立ちます。

●まとめて登録する場合は、タブ区切りテキストが便利!
アドレスブックに大量の住所を登録したい場合、タブ区切りテキストが便利です。

●重複がある場合は、結合してしまおう!
アドレスブックのメニュー「カード - 重複項目を検索…」を実行すると、同じ名前のカードを見つけて結合することができます。

さらに、shift キーを押しながら複数選択してから「カード - 選択したカードを結合」を実行すれば同名でなくても結合可能。

同じ名前の重複がなくなるだけでもかなりスッキリします。

まとめ:アドレスブックをもっと活用しよう!

Mac OS X標準のアドレスブックはWindowsのアドレス帳よりずっと高機能です。カードをドラッグ&ドロップするだけでvCardが作れたり、条件で常に絞り込めるスマートグループのような機能もあって、検索はらくちんだし、Mailでアドレスを呼び出したり、Pagesの差し込み印刷、iPhoneとの同期などともシームレスに連携するため、いろんなアプリケーションでアドレスブックを有効活用できます。

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※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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