ミシュラン最新スタッドレスを試す　その1

凍結路でも確実に止まれるタイヤを目指した！

日本のユーザーが求める凍結路での制動性能を徹底的に磨き上げてきたミシュランの最新スタッドレス、X-ICE XI2は、日本の路面に最適なスタッドレスだ

冬本番も間近に迫り、そろそろ今年のスタッドレスは何にしようかと考え始めている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、ミシュランから発売された最新のスタッドレス「X-ICE XI2（エックスアイス・エックスアイツー）」について、取り上げたいと思います。

ミシュランといえば、世界中の都市のレストランなどを紹介するガイドブックでもお馴染みのフランスのタイヤメーカーですが、意外なことにスタッドレス（特に日本で使われているアイススタッドレス）については、日本に拠点を置いてその開発が行われています。つまり、日本で開発テストが行われたスタッドレスが、日本をはじめとする世界のマーケットに送り出されているのです。

ミシュラン　X-ICE XI2 価格／オープン　問／日本ミシュランタイヤ

そのため、今回の新作、XI2でも日本のユーザーがスタッドレスに求めるニーズが色濃く反映されています。日本のユーザーがスタッドレスに一番求めるもの、それは凍結路でのブレーキ性能だというアンケート結果が得られています。どんな低速であっても、止まりたいのに止まれない、という状況は本当に怖いものです。一度でもそんな経験をしたことがある人なら、まず凍結路で安心して止まれるスタッドレスがほしい、そんなニーズを理解できるのではないでしょうか。

ミシュランのスタッドレスといえば、これまで雪道での性能はもちろん、オンロードで安定感のあるタイヤというイメージが強いものでした。ですが、今回のXI2では、何よりも凍結路での制動性能に磨きを掛けてきました。北海道の士別に専用のテストコースを作り、徹底して凍結路面でのテストを繰り返してきたというあたりからも、その力の入れようが伺えます。

私も今回、実際にそのテストコースでアイスブレーキ性能を確かめてきましたので、次ページでは、その模様をお伝えします！