社外HIDキットを装着するにあたって気を付けたいポイント
ハロゲン式と比べて、格段に明るくなるHIDは夜間に安全に走行するためにも非常に有効なアイテムです |
HID式のヘッドライトは、10年以上前から国産車でも採用されていますからすでに皆さんご存知かと思いますが、従来のハロゲン式ライトに比べて、格段に明るいだけでなく、消費電力が少なく、バルブ(HIDの場合はバーナーとも呼びます)の寿命が長いといった長所があります。当初は新車時に採用されていないモデルへの装着は難しかったのですが、最近ではハロゲン式をHID式に変更できる社外のHIDキットが数多く販売されています。
そのため、純正のライトが暗くて困っている人やドレスアップ的な要素として、HID式ヘッドライトへの交換を考えている人も多いのではないでしょうか。ただ、量販店などで見てみると、様々なメーカーから実にバリエーション豊かな製品がリリースされていますから、どれを選んだらよいのか迷ってしまうと思います。
そこでまずHIDキットの選び方の基本ですが、まずは現在装着されているハロゲンバルブと同じタイプ(H4やH1といった型式)のキットを選ぶ必要があります。タイプによる違いとはバルブ形状の違いによるものですが、当然ながらバルブ形状が異なると装着はできませんので、HID化にあたってはこれが基本となります。
ただ、注意しなければならないのは、たとえバルブのタイプが同じでも、ハロゲンとHIDではバルブ部の突き出し量や太さ、そしてバルブ後部の突き出し量などが異なるため、車種によっては加工が必要であったり、スペース的な問題から装着が難しいこともあります。そのため、そうした取り付け寸法についても、購入する販売店に尋ねたり、メーカーが示す仕様を元に実車で確認する必要があるのです。
次ページではH4タイプの注意点などを紹介します