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車の点検ポイント
更新日:2004年10月30日
エンジンが回り続けるのを補助したり快適に走らせるための装備類の駆動力は、エンジンの回転力をベルトで伝達することで得ている。そのベルトにも当然、寿命があり、定期的な交換が必須となるのだ。
エンジンは単独で回り続けることはできない。連続して回すためには、「クーリングファン」、「オルタネーター(発電機)」、「ウォーターポンプ」といった補機類の力を借りる必要があるのだ。
また、駆動ベルトには断面がV形状の「Vベルト」とV型リブを複数設けた「Vリブドベルト」の2タイプがある。近年は伝達高率に優れる後者が主流となっているが、前者が使われているクルマもまだ現役で走っている。この「Vベルト」、緩みを生じやすくこまめなメンテナンスが必要となるので要注意だ。
補機類を駆動しているベルトはエンジンの前方端にセットされている。通常、2~3本セットされており、交換時期の目安は4~5万kmもしくは3~4年。全ての駆動ベルトを同時に交換するのが原則だ。なお、交換作業自体はそれほど難しくはないが、張り過ぎは駆動抵抗となるばかりかベアリングの損傷を誘発し、緩ければスリップしまう。また、Vリブドベルトは厳密には専用器具で一定のテンションをかけた状態で張りチェックする必要があり、経験がないとトラブルを招くことになる。このため、交換や調整は素直にプロに依頼した方がよいだろう。
補機の固定ボルトを軽く、アジャストボルトを目一杯緩めてやる。そして、ベルトを握って引き上げることで張りを緩め、ベルト自体を空回りさせるようにしてプーリーから抜き出す。
表から見える面は正常でも、裏返してみるとヒビ割れてボロボロ。こんなことがよくある。もしもこんな状態になっていたら、いつ切れてもおかしくない。完全に寿命だ。
新品のベルトは奥のプーリー溝にセットされていたベルトから順にセットしていく。駆動側のプーリーに引っかけ、プーリー溝に添わせて回すような感じにはめ込んでいき、全てのベルトを組み替えたところで張りを調整して終了だ。(執筆者:鈴木 伸一)
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