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レクサスを超えたマジェスタに足りないモノ(2ページ目)

トヨタブランドの最上級車に位置づけられる新型マジェスタ。足回り、質感ともに大幅に向上し、レクサス以上の快適性を実現したマジェスタに足りないモノとは一体なにか?

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

セルシオのユーザー層には響くのか?

新型マジェスタ
乗り心地だけでなく、静粛性、動力性能も文句なし。レクサスやセンチュリーを含むトヨタ車の中で、最も快適なクルマに仕上がっている

エンジン+ミッションも素晴らしい! レクサスLS460と全く同じ4.6リッターのV8は猛烈なパワーと、驚くほどの静粛性を持つ。8速という世界最多のギアを持つATの繋がりだって文句なし。いつギアが変わったのか解らないほど。

リアシートの乗り心地を試してみたけれど、直進安定性が向上したためだろう。左右方向の不快なGは非常に少ない。上下方向の入力などもソフト。現在販売しているトヨタ車の中で(レクサスやセンチュリーを含む)最良の快適性を実現出来ている。

装備表を見ると610万円という価格はナビなどまで標準装備になっているからで、先代モデルと比べ値上げというワケじゃない。開発担当者に聞くと「けっこう頑張って付けた価格です」。なるほど物理的に評価すれば、大幅に改善されているし高くないようだ。

新型マジェスタ
ナビだけでなく、レーダーを使った前方監視システムや緊急時の自動ブレーキ補助機能、側面衝突に備えるシステムも装備する

じゃあ、魅力的か?と聞かれれば、答えに窮す。前回も紹介した通り、デザインや雰囲気が物足りない。特にトヨタが狙っているセルシオのユーザー層(レクサスに乗り換えるケースは少ないそうな)からすれば、ハッキリと車格不足である。

せっかくの本物のウッドを使っているインテリアも質感不足。ウッドを大量に使ったため、樹脂に見えてしまう。個人的には「ミニ・ロールスロイス」みたいなデザインにしたら大いに売れたと思う。当面苦戦するんじゃなかろうか。

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