カラーコーディネート/カラーコーディネート関連情報

帯から始める着物美人になるためのレッスン(3ページ目)

イベント着としての浴衣を卒業して、着物へとステップアップしたいとお考えの方は必見!モダンな色柄だけでなく、きちんと締まり、崩れにくい帯であるという機能面も兼ね備えた博多織をご紹介します。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド


CONTENTS
その1:帯といえば博多
その2:五色献上から広がるカラーバリエーション
その3:手織りの魅力
その4:リアルクローズへのチャレンジ

手織りの魅力


「岡野」の工房にて。手織りの帯1本を仕上げるには、最低4日かかります。女性の手織り職人による帯は、女性らしい色・柄になるようです。撮影:太田耕二
「岡野」の工房にて。手織りの帯1本を仕上げるには、最低4日かかります。女性の手織り職人による帯は、女性らしい色・柄になるようです。
撮影:太田耕二

高度経済成長時代、博多織は機械織が主流となり、手織り職人の大半は70歳代となり、後継者不足が続いていました。後継者育成の観点から、手織り職人の育成がはじまっています。上の写真の帯は、30歳代の女性の手織り職人によるもの。女性らしい色・柄になるようです。

男性の手織り職人による帯。色・柄だけでなく、太い経糸(よこいと)を力強く打ち込むことによって、ハリとコシの強い、男性的な帯になります。撮影:太田耕二
男性の手織り職人による帯。色・柄だけでなく、太い経糸(よこいと)を力強く打ち込むことによって、ハリとコシの強い、男性的な帯になります。
撮影:太田耕二

上の写真は、70歳代の熟練した男性の手織り職人による帯。色・柄だけでなく、太い経糸(よこいと)を力強く打ち込むことによって、ハリとコシの強い、男性的な帯になるようです。機械織は早く均質な商品が出来上がりますが、手織りは職人の個性が仕上がりに反映され、仕上がりも独特の風合いになります。

手織りの帯には、職人の氏名とロット番号が織り込まれます。撮影:太田耕二
手織りの帯には、職人の氏名とロット番号が織り込まれます。撮影:太田耕二

「岡野」の手織りの帯には、伝統工芸士である手織り職人の氏名が織り込まれています。小さく見える数字は、限定品の証ともいえるロット番号です。

次のページは、リアルクローズへのチャレンジをご紹介します。

※下の画像をクリックすると、各ページの詳細をご覧になれます!博多織五色献上手織りチャレンジ博多織五色献上手織りチャレンジ
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