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NECの新VALUESTAR Wを検証する【VW970/VG】(2ページ目)

NEC・VALUESTARの秋冬モデルで、大変身したのがWシリーズ。薄型大画面の高画質化機能にYAMAHA製スピーカー加えた、すばらしいAVパソコンに仕上がっています。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

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映画鑑賞に適した「彩りプラス」

VALUESTAR Wには、NECの新機能「彩りプラス」が搭載されています。専用の半導体チップを使うことで、画面の彩りを調整するもので、「ダイナミック」「シネマ」「フォト」「無効」の4モードの切り替えが可能。これは、液晶テレビで採用されている技術と同等のものといえます。
「彩りプラス」を実現する独自の半導体

「彩りプラス」を実現する独自の半導体


筆者の検証では、とくに映画のBlu-rayコンテンツを再生する際には「シネマ」モードが適しています。「ダイナミック」モードは非常にコントラストを強くしてあるため、人肌は赤っぽくなり、暗い部分はつぶれてしまいます。これに対し、「シネマ」モードは適切な色再現をしてくれます。なお、「フォト」は写真の閲覧に適したモードです。

例えば、映画「オペラ座の怪人」のBlu-ray Discを再生すると、ファントム(怪人)がクリスティーヌ(主人公の歌手)を地下に導くシーンでは、「ダイナミック」では地下道の石組みが真っ黒につぶれてしまうのに対し、「シネマ」ではきちんと見ることができました。

重低音が効くスピーカー

VALUESTAR Wでは、YAMAHA製のスピーカーを搭載しています。3Wx2の左右に加え、6Wのウーハーで2.1チャンネルの再生が可能。

このスピーカーは、YAMAHA独自のSwing Radiator Bass方式を採用、小型のスピーカーでも低音をきちんと鳴らしてくれます。Blu-rayコンテンツ独自のDTS-HDなどの高音質による再生はできませんが、他社パソコン付属のスピーカーとは段違いの、深みのある音再生が可能。重低音が明確な、映画音楽やポップスなどの再生に適しています。

YAMAHA製スピーカーは新型の内部デザインを採用した

YAMAHA製スピーカーは新型の内部デザインを採用した(画像クリックで拡大表示)


このほか、HDMI入力端子を備え、ゲーム機との接続が可能であるなど、AVをはじめとするエンタテイメント機能を十分に備えています。

VW970/VGは、VALUESTAR秋冬モデルの決定版といえるでしょう。

VALUESTAR W VW970/VG PC-VW970VG

【関連サイト】
NEC VALUESTAR W

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