出産準備/出産準備関連情報

知っておきたい途上国のお産事情(3ページ目)

最近の日本のお産環境に不安を感じる方も多いでしょう。しかし日本の出産技術は世界最高水準です。一方、世界では出産に安全を感じられる国は少ないのです。日本の女性だからこそできる支援を考えてみませんか?

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

お母さんが亡くなってしまうと女児の命も危ない!?

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どこの国に生まれても、赤ちゃんにはお母さんが必要
途上国では、妊娠・出産時に命を落とす赤ちゃんとお母さんが多いとお話しましたが、もしお母さんだけが亡くなり、赤ちゃんが生き残った時、どのようになるのでしょう。

ある国では、出産時にお母さんを亡くした子どもを見てみると、男の子はお母さんが生きているのといないのとでは、大きな差が見られないのですが、女の子の死亡率は、お母さんが生きていない子の方が格段に上がっています。世継である男児は大切にされるものの、女の子は大切にされず生まれてきても命を落としてしまいます。

対して、お母さんが生き残っていると、女の子であっても男の子であっても生存率に差は出ていませんでした。もちろんお父さんも子どもを大切に守っていますが、やはりお母さんの愛情や子どもたちにとって、とても大切。生まれてきた子どもたちが安心・安全に成長していくためにお母さんの存在は欠かせず、出産時に命を落とすことは防いでいきたいものです。

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