出産準備/共働きの妊娠・出産

職場復帰のベストタイミング(3ページ目)

仕事復帰への時期の選択は、「育児と仕事の両立」を図っていくうえでの大きなターニングポイント。働き方のスタイルは変わるかもしれませんが、子育てはあなたの人生のキャリアをより高めてくれるでしょう。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

産後6ヵ月後に復帰する場合

赤ちゃん
6ヵ月くらいになっても母乳育児はできれば続けて
それでは、産後6ヶ月くらいに復帰するという場合はどうでしょうか。産後は完全母乳育児で過ごし、離乳食などが徐々に始まる6ヶ月頃からであれば、母親以外の人に預かってもらうことも難しくはない時期とは言えそうです。6ヶ月を赤ちゃんと一緒に過ごしたのであれば「やるだけやった」というプチ達成感もあるかもしれません。

かといって、母乳育児もここでおしまいにはしないでください。昼間は保育園に登園しても、母乳を搾っていったという先輩ママもいますし、仕事から戻って夕方~夜は母乳をあげたほうが、赤ちゃんの栄養面でも精神的な支えという面でもベストなのです。

また、子どもによっては、つかまり立ちなどを始める10ヶ月頃であれば「歩けない時期=母親が抱っこしていなければいけない時期、が終わったので断乳してもいいかしら?」と思う方もいますが、ちょうどこの時期の子どもには配慮が必要であることを忘れないでください。

「日本母乳の会」でも提言されていることですが、生後10ヶ月くらいの赤ちゃんにとって断乳はとてもしんどいものだそうです。確かに、母親のそばを少し離れてヨチヨチとしだす時期ではあります。でも赤ちゃんにとって、それは大冒険です。ちょっと離れて不安になったら、また戻りたい、そして安心したい、いままでのように母乳を吸って落ち着きたい、という気持ちがピークになる時期なのです。10ヶ月であれば栄養面ではそんなに影響はなくても、精神安定という面ではとても大切。そのことを覚えておいてあげてくださいね。

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