出産ジャーナリスト。産む人と医療者をつなぐネットワーク「REBORN」代表。著書に『安全なお産、安心…
妊娠の基礎知識
更新日:2005年08月15日
「もう少しふたりでいたい」と思っているううちに、もし、妊娠できる限界が来てしまったら?!それは避けたいですね。気にしたい境界線は、実は30代前半です。
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| 女性の妊娠力が下がりだすのは33歳から |
「何歳まで産める?」ということを女性が今くらい気にしている時代は初めてでしょう。子供を持つかどうかの決心を先延ばしにしている人は、たいてい「35歳までには、産もう」と思っています。でも、その35という数字に何の根拠があるかと言えば、それは「35歳から高齢初産と呼ばれる」というだけの理由です。
実は産婦人科医の間では、卵子が妊娠する能力は、それより早い33歳から下がり始めると言われています。体外受精の成績が、そのあたりから下がってくるためです。体外受精の成功率は、33歳なら20代と同じで4割くらいが妊娠しますが、40代にはいると数%にまで下がります。
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| 年齢別 不妊症頻度のグラフ。妊娠しにくい人は25才では3.5%ですが30代から少しずつ増え、35才では11%、40才では33%になります。 |
宗教上の理由などで避妊をしない妻たち1000人を調べた海外の調査もあります。それによっても、やはり30代になる頃から妊娠率が下がり始め、37~38歳からそれに拍車がかかるという形になりました。
当たり前のようですが、35歳という境界線のこちらと向こうで世界が変わるわけはなく、人の身体は少しずつ、少しずつ変化します。30代少し過ぎから、10年以上かけて変わっていくのです。