妊娠の基礎知識/高齢出産

40代で産んだらどうなるの?

晩婚化が進み、40代出産も射程距離に入る人がどんどん増えています。高齢出産のリスクは知られてきましたが、30代出産と40代出産の間には、一体どんな差が?

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40代出産はどんどん伸びている

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産む人はどんどん減るのに、40代の出産数は大健闘しています。
出生率が全体的に下がる中、高齢で出産する人の実数は増えています。上の年齢層ほど増えているのです。2005年における全国の統計をこの20年で見てみますと、各年齢層の伸びは次の通り。

<厚生労働省 人口動態統計1885年と2005年の比較>
30~34歳  26.6%→ 38.1% (実数伸び率1.1倍)
35~39歳  6.5%→ 14.4% (実数伸び率1.6倍)
40~44歳  0.6 %→1.9% 実数8224名→19750名(伸び率2.4倍)
45歳以上  0.0%→ 1.9% 実数244名→564名(伸び率2.3倍)
※ 全年齢の実数伸び率は0.9倍

ジャガー横田さんの出産を全国が祝福しましたが、実は、ジャガーさんのような女性はそっと増えています。ジャガーさんに続きたい方は、この年代の妊娠・出産をちょっとシミュレーションしてみましょう。

40代はじめは、まだ30代最後に近い

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健康な40代女性は、前半ならまだまだ出産年齢です。
この年代でもっとも厳しくなる条件が、妊娠率です。30代後半から目立って下がる妊娠率が40代では一段と下がり、中頃には妊娠はこく稀れとなります。1年が貴重な時間で、1年前に妊娠できそうだった人が今年はもう卵が反応しないということが起きます。

それでも40代はじめでしたら、40になったからといって劇的に妊娠力が落ちるわけではありません。体外受精も、42歳くらいまではトライする人が多いでしょう。成功率は数%になりますが、それでもパッと妊娠してしまう人もいます。この時期には体外受精の効果はあまりないので、ふつうのセックスによる自然な受精でも似た状況だと思われます。

40代半ばの妊娠はスペシャルな妊娠

これが43歳、44歳となると、たとえ希望は捨てないとしても、夫婦だけで生きていく人生について考えていきたい時期です。

それでも決して確率が0ではないわけです。もし、この年齢で子どもを産める人、産もうとする人は、きっと両親も赤ちゃんも特に生命力に富んだ人に違いありません。とてもスペシャルな妊娠だということです。
>>次のページでは、流産の確率と不安についてご説明します>>

更新日:2007年01月24日

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