幼児食/幼児食の基礎知識

卑弥呼に学ぶ?咀嚼力(2ページ目)

噛む力は赤ちゃんのいろいろな発達に影響を及ぼします。卑弥呼の時代を考えて作られた面白い標語をご紹介します。

川口 由美子

執筆者:川口 由美子

離乳食・幼児食・妊娠中の食事ガイド

噛むことの効果

食べる時、きちんと食べていますか?特に麺類は注意!
噛むこと(=咀嚼)の大切さを伝えるために、日本咀嚼学会では「卑弥呼の歯がいーぜ」という標語をたてています。面白い標語ですね。

卑弥呼の時代の人々は、1回の食事で3990回噛んでいたといわれています。しかし、現代は平均620回です。その差は、なんと6倍以上。現代は食べ物が柔らかくなり、噛む回数が少なくて済むようになったので、ある程度は仕方ないともいえますが、噛む回数が少ないと、歯並びが悪くなり、虫歯や歯周病の原因にもなります。

咀嚼のメリット(卑弥呼の歯がいーぜ)

ひ:肥満予防
み:味覚の発達
こ:言葉の発音がはっきり
の:脳の発育
は:歯の病気予防
が:がんの予防
い:胃腸快調
ぜ:全力投球

卑弥呼の歯に負けないようにこの標語を覚えて日々、咀嚼の大切さを考えていきたいですね。ママのできることは、たくさんあるはず。「よく噛もうね」と声をかけたり、噛む必要があるような食材を用意したり……。オヤツもクッキーよりおせんべいのほうが、噛む回数が増えますよ。

赤ちゃんの能力、脳力をUPさせることが流行っていますが、まずは歯の健康から見直すのも、立派な「脳」開発といえるかもしれませんね。

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