まずはチェック!住宅購入のお金の落とし穴

更新日:2004年08月22日

持家の維持費は子供1人分?

夢のマイホーム! 購入前にイニシャルコストだけでなくランニングコストに対する耐性チェックをしましょう。トータルランニングコストは30年間で子供1人の教育費に相当します。

持家の維持費は子供1人分?
マイホーム購入時には、ランニングコスト(維持費)にも注意を払わなければなりんません!
夢のマイホーム! 頑張って購入したのに数年で手放す人が増えています。原因の一つに「家の維持費を見誤った」があります。

マイホームを実現する際、誰もがイニシャルコスト(=頭金と住宅ローン返済額)には細心の注意を払います。しかしランニングコストにはあまり関心を持ちません。実際は「子供1人育てると同じくらいかかる」のに、です。

40歳で持家(借入3000万円、固定金利3%、30年元利均等返済)、購入後30年間にかかる維持費を考えてみましょう。


マンションの場合

30年間合計
修繕積立金一時金(入居時一時払い)50万円50万円
管理費(含む修繕積立金)2.5万円/月900万円
駐車場代1万円/月360万円
大規模修繕金150万円(2回)300万円
固定資産税+火災・家財保険20万円/年600万円
水廻りのリフォーム200万円200万円
合計 2,410万円



一戸建ての場合

外壁塗装(10年毎)100万円/1回300万円
屋根瓦取替200万円200万円
固定資産税+火災・家財保険35万円/年1,050万円
水廻りのリフォーム200万円200万円
合計 1,750万円



維持費は、マンションの場合80万円/年程度、一戸建ての場合58万円/年程度かかることになります。

マンションの場合、管理費や修繕積立金、駐車場代として3.5万円/月(=42万円/年)程度を毎月支出しなければなりません。しかし、これを軽視している人が多い!
税金+火災保険+管理費等の支出は、持家の必要経費です。削減できる余地はあまりありません。


マイホームを購入して30年間で必要な額は、住宅ローン返済総額の約4,550万円(内金利負担分は約1,550万円)、維持管理費の1,750~2,400万円程度であることが分かりました。では子供の教育費はどのくらいかかるのでしょうか。

某機関の調査によると平成12年度の学校教育費は下のようになります。

<平成12年度の学校教育費>

幼稚園小学校中学校高校大学合計金額
公立公立公立公立公立約1,029万円
公立公立公立公立私立約1,250万円
公立公立公立私立私立1,510万円
私立公立私立私立公立約1,614万円
私立公立私立私立私立約1,835万円
私立私立私立私立私立約2,521万円


持家が、維持費+住宅ローン金利負担分=子供2人分の教育費と同等またはそれ以上かかることが分かります。従って、住宅購入に当たっては、住宅関連支出として「住宅ローン返済額+維持費」を算出して年単位でコスト管理することが必要です。また、持家になると光熱費や水道代などの公共料金等が1割程度アップしている家庭が多いので、この点も考慮する必要があります。

マイホームを購入前する前に、資金計画と家計管理のシュミレーションは不可欠です。
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