最近のMac事情
洗練された筐体デザインとユニークな基本ソフトが魅力のMac。ラインアップのどれかを選ぶというよりは、すべて欲しくなってしまうほど不思議な魅力を持ったコンピュータです。近年のトレンドは“薄さ”を強調した筐体デザイン。特にMacBook AirとiMacでは、触ると怪我をしそうなほどエッジを強調した形をしています。ほとんどのラインナップでアルミニウムのボディを採用しており、継ぎ目や穴がほとんどないのが特徴。底面や背面までデザインされた造形は他に類を見ないもので、他社のコンピューターとは一線を画しています。
売れ筋は、デスクトップ/ノートブックともに10万円前後のモデル。オンラインのApple StoreやApple認定ショップならば使用目的に応じてプロセッサ速度やメモリ容量、ストレージや画面サイズを選ぶことができるので、初心者から上級者まで満足できる一台を手にすることができるようになっています。
もちろん、これからもWindowsを使い続けたい人にもMacはベストな選択肢。キー配列やマウスなどは若干違いますが、Macの中身を構成する部品はWindowsパソコンとほとんど同じで、追加でWindowsインストールすればそのまま動作※し、これまでの資産を使い続けることができます。
※最新のモデルではWindows 7以降のみサポート
いま初心者におすすめのMac
以上がMac選びの主なポイントですが、初心者向けであまり後悔しない選択としては、コストとパフォーマンスのバランスがよいMacBook Proの13.3インチモデルがおすすめ。カスタマイズすれば、内蔵ドライブをより高速なソリッドステートドライブ(SSD)に変更することもできます。同じMacBookシリーズには2012年からより高性能なRetinaディスプレイモデルが追加されましたが、このモデルは光学ドライブが付属しないという点に留意しましょう。DVDなどの光学ドライブが不要で、できるだけ小型・軽量のモデルがほしいのなら、MacBook Air 11インチがベストです。
デスクトップの広い画面を手頃な価格帯で手に入れたいなら、iMacとMac miniに絞られます。ただしMac miniはキーボードやディスプレイなどを別途用意しなければならないため、新規に購入する場合はトータルでそれほど安くなりません。高スペックで21.5インチと画面が大きいながらも、128,800円の低価格で入手できるiMacが断然お得だと思います。
また、ノートパソコンで最高のパフォーマンスが欲しい場合は、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルがおすすめ。プロセッサやメモリはデスクトップ並みの性能ち、高速なストレージ(SSD)を標準搭載しています。非常に美しいRetinaディスプレイを搭載しているので、より緻密な作品作りには欠かせないモデルと言えるでしょう。
次のページでは、Macを購入するときに押さえておきたい基本スペックについて説明します。