職業訓練には受講手当、通所手当が
 |
| 転職を機に新しいスキルを身につけたい人は、ハローワークに相談しよう。職業訓練を受けられる場合も…… |
雇用保険では失業給付の他に、「公共職業訓練」の受講が認められることもあります。これは、ハローワークで行う「職業相談」の中で、再就職をするために公共職業訓練等を受講することが必要であると認められた場合に、その訓練の受講をすすめられるのです。
この「公共職業訓練」は、入学金や受講料は無料です。とはいっても、ハローワークからの推薦がいります。選考されるためには、「この職業につきたいからこういうスキルを身につけたい」というはっきりとした意思を見せることが大切です。
分野は、介護、情報処理、溶接、木工、自動車整備、経理、医療事務など多岐にわたってい ます。これらの内容は、ハローワークによって変わってきます。希望しているコースがあるかどうか、管轄のハローワークで問い合わせてくださいね。
ハローワークからの指示で訓練を受講する場合は、基本手当が支給されている間は「受講手当」「通所手当」が支給されます。受講手当てとして1日500円(平成21年3月31日から平成24年3月31日までは700円)、交通費として「通所手当」 が支給されます。 また、訓練期間中に基本手当の給付日数が終了しても、訓練が終了する日まで引き続き基本手当が支給される場合もあります。これらは、ハローワークの判断になるので、個別に問い合わせてください。
再就職手当は就職祝い?
失業給付の受給資格がある人が、仕事が決まった場合は「就業促進手当」として「再就職手当」や「就業手当」が支給される場合があります。ただし失業給付の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上かつ45日以上ないと支給されません(平成21年3月31日から平成24年3月31日までの間、再就職手当のみ支給日数が45日以上である必要はありません。支給残3分の1以上のみの要件で受給できます)。
「再就職手当」は、正社員など安定した職業に就いた場合に支給されます。「就業手当」は 、再就職手当の支給の対象とはならないアルバイトなどの臨時雇用などで就業した場合に支 給されます。失業保険の給付を多く残したまま就職した人に対する“就職祝い”のようなものですね。 肝心の支給額は、
◆再就職手当
所定給付日数の支給残日数×30%(※1)×基本手当日額
※1 平成23年3月31日から平成24年3月31日まで 40%。
失業給付の支給残日数が3分の2以上の場合は、50%
◆就業手当
就業日×30%×基本手当日額
となります。
教育訓練給付金・広域就職活動費などもチェック
雇用保険は、失業給付や再就職手当の他にも「教育訓練給付金」や「広域就職活動費」など の支給も行っています。教育訓練給付は、「
転職前に利用を! 教育訓練給付制度」の記事でも紹介したように、指定された講座(通学、通信 講座など)を受講し修了すると、受講費の一部が支給されるというものです。
この教育訓練給付金は、雇用保険に3年以上加入していたら、10万円を上限に受講費の20% が支給されるというものです(当分の間、初めて教育訓練給付金の支給を受ける人は、1年以上の保険加入で支給されます)。退職後1年以内でも使えます。
また、「
転職活動にも出張手当があった!?」の記事で紹介したように、 ハローワークからの紹介で遠方の地域で面接などの求職活動を行う時に支給される「広域就 職活動費」というのもあります。移動にかかった交通費や場合によっては宿泊費も支給されるというもので、近隣では就職先が見つからないといった人にはうれしい制度ですね。
このように、雇用保険は再就職を促進するために様々なサポートを行っています。
転職活動は、これからの生活を決める大切な活動です。これらのお金をうまく利用して、悔いのないように活動をしてください。
※ それぞれ、詳細な支給要件がありますので、詳しくはハローワークなどでお問い合わせください。
【関連記事】
・
転職前にチェック!雇用保険の失業給付
・
転職前に利用を! 教育訓練給付制度
・
転職活動にも出張手当があった!?