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患者急増!「インフルエンザ」の恐怖

今年も、昨年に次ぐ速いペースで、インフルエンザの患者が急増しています。そこで、インフルエンザと風邪との違いや予防のポイント、また、世界的に懸念が高まる新型インフルエンザとの違いを、わかりやすくご紹介!

執筆者:志田 玲子

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患者増加が特に目立っているのは、5~9歳の子どもたち。パパやママは、よく注意してあげて!
写真提供:フリー画像素材EyesPic
今年も、昨年に次ぐ速いペースで、インフルエンザの患者が急増しています。そこで、インフルエンザと風邪との違いや予防のポイント、また、世界的に懸念が高まる新型インフルエンザとの違いを、わかりやすくご紹介!

【CONTENTS】
■1ページ…… 患者急増で、全国的な流行が始まった?!
■2ページ…… インフルエンザは普通の風邪とどう違う? 予防のポイントは?
■3ページ…… インフルエンザと新型インフルエンザはどう違う?

今年の患者数は、昨年に次ぐ急増ぶり!

今年も、インフルエンザが流行する季節がやって来ました。国立感染症研究所・感染症情報センターによれば、今年の患者報告数は、「1987年の測定開始以降、最も流行が速かった昨シーズンに次ぐペース。今、急速に増えている時だ!」。10月から増え始めた患者数は、11月17~23日の一週間で2,632人と、前の週の1,459人から倍近くに増加。冬本番を迎え、今後も急増ペースが続きそうな予感……。

既に全国的な流行が始まっている?!

では、患者はどの地域で増えている? 都道府県別の定点(※)当たりの報告数を見ると、多い順に、山梨5.3、島根2.5、和歌山1.6、兵庫1.5、大阪1.5、栃木1.1。関東、関西、中国地方で、流行が拡大している様子がうかがえます。感染症情報センターによれば、既に「定点当たり報告数の全国平均値が、全国的な流行開始の指標である1.0を超えている可能性が高い」。ちなみに、11月17~23日時点の報告数は0.56。そう言えば、12月に入ってから、千葉・長野・岩手・和歌山・岡山など各地の学校で、学年・学級閉鎖が立て続いており、子どもを中心に患者が増えているのは明らか……。
※ 一定の基準に従って、患者の発生状況を報告する医療機関。

ところで、今さらですが、インフルエンザは普通の風邪とどう違う? 効果的な予防法は?
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