「全自動モデルはひとつの完成形」とガイドも絶賛! 2024年 最新『ルンバ』購入ガイド

この秋、ロボット掃除機『ルンバ』に待望の新製品が仲間入り! 中でも、お手入れの手間をほぼなくしたという全自動モデルは、実際に使ったAll About『デジタル・家電』ガイドの安蔵 靖志さんも納得の出来映えなのだとか。そんな安蔵さんに『ルンバ』の進化ぶりと、上手な選び方を教えてもらいました。

提供:アイロボットジャパン合同会社

お話をうかがった方

安蔵 靖志

All About『デジタル・家電』ガイド:安蔵 靖志

Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト。一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電の関連記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。また、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。

20余年でここまで変わった! ロボット掃除機『ルンバ』驚きの進化

ロボット掃除機の代名詞とも言える『ルンバ』が日本上陸を果たしたのは、2002年のこと。以降、ロボット掃除機市場の先駆者的存在として技術を磨き続け、「22年にわたってトップリーダーの座を守り続けてきた」と、安蔵さんは語ります。

カーペットなどを認識すると、自動的にモップパッドを持ち上げる"パッドリフティング"機能。

カーペットなどを認識すると、自動的にモップパッドを持ち上げる"パッドリフティング"機能。

安蔵さん(以下敬称略)「デビュー当初の『ルンバ』は縦横無尽に走行して、"これできれいになっただろう"という頃合いで掃除を切り上げていました。ユーザーによっては、”ちゃんと全体を掃除してくれているのかわからない”という不安がありましたが、それを払拭したのが2019年に登場したカメラ搭載モデル。部屋の間取りや家具の配置などを把握しながらマッピングを行い、マップ上をくまなく掃除していくスタイルへと進化していったんです」

ゴミ捨てが自動でできるルンバ

充電ステーションは、紙パックにダストボックス内のゴミを自動で排出。ゴミ捨て時に、ダストボックスに触れなくて良いのがうれしいですね。

さらに、ダスト容器内のゴミを自動で収集する充電ステーション付きタイプ、水拭きまでもこなせる2 in 1タイプなど、革新的なモデルが次々と登場。もちろん、清掃力も年を経るごとに進化してきました。

安蔵「ロボット掃除機のことを『ルンバ』と呼ぶ人もいるくらい、非常に高いブランド力をもっており、業界をけん引し続けている存在です。これまでにさまざまなロボット掃除機を見てきましたが、その中でも特に秀でているのが水拭きのテクノロジー。

現在、『ルンバ』のラインナップは2 in 1が主流ですが、上位モデルには”パッドリフティング”と呼ばれる独自機能が搭載されています。これは、カーペットやラグなどを検知すると、モップパッドを自動で持ち上げて本体天面に収納するというもの。一般的なロボット掃除機はモップを1cmから2.5cmほど持ち上げるだけなので、カーペットなどの端を汚れたモップでこすってから乗り上げることがあります。

しかし、『ルンバ』は完全に持ち上げて移動させるので、カーペットなどを濡らすことは一切ない。それが他との圧倒的な違いです。長年、ロボット掃除機に携わっているアイロボットならではと感じますね」

『ルンバ』が選ばれる理由って? >>

あなたの知らない『ルンバ』がここにある! 最新モデルをガイドがレビュー

この秋、新登場の3モデル

今回、登場したニューモデルの3台。左から、『Combo 10 Max + AutoEmpty』『Combo 10 Max + AutoWash』『Combo 2 Essential』です。

『10 Max AutoWash』と安蔵さん

『10 Max + AutoWash』について、「パッドの乾燥まで任せられるモデルが、いよいよ登場したなという感じですね」と語る安蔵さん。

絶え間なく進化し続けている『ルンバ』。この秋には『Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション』『Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoEmpty 充電ステーション』『Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション』の3モデルが加わり、より充実したラインナップとなりました。

『10 Max』と冠する2モデルの大きな違いは、充電ステーションにあります。『10 Max + AutoWash』が自動給水と水拭きパッドの自動洗浄・乾燥までも行えるのに対し、『10 Max +  AutoEmpty』は自動ゴミ収集のみと機能を絞ることでコンパクトな形状に。価格も抑えられており、『10 Max + AutoWash』よりも3万円近く低い設定です。

『Combo 2 Essential』

自動ゴミ収集を行う充電ステーションを搭載した『Combo 2 Essential』は、『Combo Essential』と同様のエントリーモデルに位置。どちらも2 in 1で、水拭きも可能なモデルです。

3モデル目の『Combo 2 Essential』は、これまであった『Roomba Combo Essential robot』の進化版。新たに自動でゴミを収集する充電ステーションを備えながら、価格は5万円台に抑えられています。

これらの新製品が発表される前から、実際の使用感を試していたという安蔵さん。中でもフラッグシップモデルとなる『10 Max + AutoWash』を使ってみて強く感じたのは、「圧倒的に楽ということ」だそうです。

安蔵「これまでは水拭きの後にパッドを取り外して手洗いしていましたが、不在中に掃除を済ませたときなどは忘れることもありました。でも、全自動化を果たした『10 Max + AutoWash』は、給水用タンクに水を入れ、廃水用タンクの汚れた水を捨てるだけ。吸引したゴミも自動で紙パックに収集されるので、メンテナンスの手間が大幅に減っています。これはもう、ひとつの完成形ですね」

『10 Max + AutoWash』内部の給水・廃水タンク

『10 Max + AutoWash』の給水・廃水タンクは、充電ステーションの上部に装備。パッドの洗浄では、充電ステーションの奥にある洗浄ローラーも使用します。

ちなみに『10 Max + AutoWash』は、風を送ることでパッドの乾燥を行います。「風だけでそんなに乾くの?」という疑問が浮かぶかもしれませんが、安蔵さんによると「まったく問題ない」のだとか。

安蔵「多少の時間はかかるものの、きちんと乾かしてくれます。もちろん、生乾き臭などもありません。これが温風となるとその分、電気代がかかってしまうしモーター音も気になるので、送風で十分だと思います。このほか、意外とコンパクトなところもポイント。給水と廃水のタンクが入っているため、ゴミ収集だけのモデルに比べればそれなりのサイズですが、うまくまとめているという印象です」

「ひとつの完成形」と言える、ルンバのフラッグシップモデル >>

あなたの家に合うのはどのモデル? 2024年 最新『ルンバ』の選び方

今回、新たに加わった3台を含め、ルンバはカラーバリエーションも含めると、現在全9機種がラインナップされています。選択肢が多いのはうれしい一方で、わが家にはどれが良いのかと迷ってしまう方もいるのでは? そこで安蔵さんに、選び方のコツを聞いてみました。

■『ルンバ』主要モデルの機能比較表

『ルンバ』主要モデルの機能比較表

安蔵「基本的には、モデル名である程度の違いが判断できます。まず、名前に付けられた数字が大きいほど機能は多彩。また、"+"が付いているモデルは自動でゴミ捨てを行う充電ステーション付きで、"コンボ"と付いていると掃除も水拭きもできる2 in 1モデルとなっています」

吸引力はモデルによって違いがありますが、基本性能が高い『ルンバ』なら、どれを選んでも満足できるのだそう。

満を持して登場した『10 Max + AutoWash』

満を持して登場した『10 Max + AutoWash』は、毎日水拭きしたい人におすすめの全自動モデル。

安蔵「それよりもポイントとなるのは、使う人がどこまで手間を省きたいか、です。たとえば、水拭きを頻繁にしたいなら、パッドの洗浄から乾燥までしてくれる『10 Max + AutoWash』が良いでしょうし、逆に水拭きは週1回ほどで良いならモップパッドの装着と給水が必要な『Combo Essential』でも十分かなと。あとはゴミ捨ての方法。充電ステーションに自動でゴミを捨てる機能があれば、人の手をいちいち煩わせることもありません。要は日々のメンテナンスにどれだけ手間をかけられるかが、選び方のひとつの指針になると思います」

その上で、家族構成やペットがいるかどうか、家の間取りなども考慮するのが良いのだとか。

安蔵「家族やペットが多いほどゴミやホコリが出る量は増えるので、ゴミ捨てを全自動で行う充電ステーション搭載モデルが便利です。
さらに言うと、もちろん予算の都合もありますが、すべてを任せられる『10 Max +  AutoWash』はやはりおすすめ。日本の家庭だと素足で過ごされる方も多いため、足裏の皮脂が床に付着し、汚れがどんどん蓄積されていきます。手間なく頻繁に水拭きを行いたいなら『10 Max + AutoWash』がベストな選択肢になると思います。
カーペットやラグが多い家は、パッドリフティング機能が搭載されているモデルが良いでしょう」

ペットと暮らす家庭におすすめのルンバ

ペットと暮らす家庭におすすめのモデルは……?

そして、「ペットがいるなら断然、カメラセンサー搭載モデルを」と続ける安蔵さん。

安蔵「障害物を認識・回避するカメラセンサー付きモデルなら、ペットの粗相でフンが床にあった場合にカメラで検出して大きく避けてくれます。回避できるのは固形のみで尿などの液体は対象外ですが、固形物にはしっかり対応するので、大惨事は免れるかと。むしろ、ペットのいる家庭にはカメラ付き以外はおすすめできないですね」

また、広い家や家具が多くて入り組んだ家なども、カメラセンサー搭載モデルが良いのだそう。

安蔵「カメラセンサーによるマッピングで間取りや家具の配置などまで『iRobot Homeアプリ』上で把握できるので指定した部屋やエリアのみの掃除も可能。たとえば、不意の来客があるときにリビングだけ掃除してもらう、といった使い方もできるので便利ですよ」

各モデルの機能比較はこちらから >>

わが家でも活躍してくれる? そんな疑問はサブスク利用で一発解決!

年々、目覚ましい進化を遂げている『ルンバ』。「知らないうちに水拭きもできる2 in 1が主流だったなんて!」と驚く人や、「使ってみたい」「そろそろ買い替えたい」と感じた人も多いのではないでしょうか? 一方で、「うちでもキレイにしてくれるのかな……」「音がうるさそう」と心配する声も聞こえてきます。

ルンバの公式サブスク「ロボットスマートプラン+」

そんな人に対し、安蔵さんがおすすめするのはアイロボットの公式サブスク『ロボットスマートプラン+』、通称『ロボスマ』です。

安蔵「月額料金980円からの『ロボスマ』は、いつでも解約できて1か月から試せるのが魅力。継続して使うと月額費用が割引されるほか、3年間の利用で製品を手に入れることもできるんです。料金は変わりますが、レンタルから戻ってきた再整備品と新品のどちらにするかを選べる製品もあります。

期間の縛りがないということは、それだけ商品に自信がある証。使ってみて”わが家には合わないな”と思ったら返却したり、別のモデルを試してみたりといった使い方もできます。利用対象製品には、最新の『10 Max + AutoWash』も含まれているので、気になるならぜひ1度、試してみるのがおすすめですね」

『ロボットスマートプラン+』はこちら >>

『アイロボット』公式サイト >>

*カメラセンサーによる物体認識や機能には使用条件があります。詳しくはアイロボット公式サイトをご覧ください。