“好き”を仕事にするなら今! リスクを抑えて開業可能な「URテナント」の魅力

起業したくても、コストや集客などの不安から先延ばしにしていませんか?「起業のハードルは低くなっていますから、まずはチャレンジしてみることが大切」と話すのは、 起業サポートも行うFPの氏家祥美さん。さらに、リスクを抑えられる制度を持つ「URテナント」なら、夢の実現を後押ししてくれます。その理由を、賃貸料無料期間などのメリットについての説明とともに、実際に好きなことで開業した方の体験談からご紹介します。

提供:UR都市機構

お話をうかがった方

氏家 祥美

女性のためのお金入門 ガイド:氏家 祥美

1995年立教大学卒業。旅行会社勤務、専業主婦を経て、ファイナンシャルプランナーに。2005年に独立系FP事務所(株)エフピーウーマンの立ち上げに参画。キャリアカウンセラーの資格も取得し、お金と仕事について、講演、執筆、相談業務の経験を積む。2010年に独立し、「女性のためのお金と仕事の相談室 ハートマネー」代表に。働く女性、働きたい女性に向けて、「貯める」「増やす」「稼ぐ」視点からお金の基礎知識をわかりやすく伝えている。女性誌ほか、各種メディアにも多数登場。

起業して自分らしい働き方を続けるための2つのポイントとは?

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ここ数年、コロナ禍などで勤務先が長期休業になったり、ワークスタイルを変えることになったりとさまざまな変化が起きています。これは、自身の働き方と暮らし方などを見直し、生き方を変えるチャンスともいえるのではないでしょうか。「女性のためのお金入門」ガイドであり、起業サポートも行っている氏家祥美さんは「以前に比べて起業のハードルは低くなりました」と話します。

氏家さん(以下敬称略)「資本金1円で会社を作れますし、ネット販売も一般的になってきました。自分らしく働くために、起業するチャンスは今、そして早ければ早い方がよいと言えるでしょう

また、日本政策金融公庫総合研究所『2021年度起業と起業意識に関する調査』によると、開業動機は「自由に仕事がしたかった」「収入を増やしたかった」「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」が上位。起業後の仕事のやりがいは約6割が「満足」と回答し、ワークライフバランスは約半数が「満足」と回答。起業して充実した生活を送る様子がうかがえます。

一方、「起業後に生活できるレベルの収益を出し続けることは難しい」と氏家さんは注意を促します。では、どうすればいいのでしょうか? 「事業をうまく続けていくためには、以下の2つのポイントを大切にしてください」とアドバイスを続けます。

(1)やっぱり、自分の好きなことで起業する
好きな分野なので情報収集力に期待でき、ビジネスにつながるヒントを得やすい。起業後、難しい局面も乗り越えられるモチベーションを保ちやすい。ただし、好きなことがそのままビジネスになるとは限らないため、顧客のニーズに合わせた調整を忘れずに。
(2)コストも含め、なるべくローリスクで起業する
無理な借り入れをしない。余計なコストをかけない。起業前から見込み顧客を作る。店舗の立地選びなら、事前に平日/休日、昼間/夜間、晴れの日/雨の日など条件を変えて何度も下見する。周囲の建物や店舗、近くに住んでいる人の年齢層なども同時にチェック。

氏家好きなことを仕事にするためには、まずはコストを掛けずに小さく始めて、事業を続けながら大きく育てる。そんな『ローリスク起業』が望ましいのではないでしょうか」

さまざまなリスクの中でも、賃貸物件で店舗を持つときの初期費用、起業後の集客方法は気になるところ。そんなリスクを抑える方法の一つとして、「多くの人が住む団地の中で起業する」ことが考えられます。

多くの人が住む団地の中で起業を検討するなら?>>

出典:日本政策金融公庫総合研究所『2021年度起業と起業意識に関する調査』
起業後の仕事のやりがいは「かなり満足17.1%」「やや満足44.0%」、ワークライフバランスは「かなり満足12.6%」「やや満足36.2%」

無印良品とのコラボなど、子育て世代にも人気の団地で開業するメリット

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団地で開業する大きなメリットは、団地やその近くに住む人をターゲットにでき、まとまった規模の商圏が見込めること。また、団地が地域のランドマークになっている場合、近くの人にも「あの団地のお店」と認知してもらいやすいというメリットもあるでしょう。

氏家「私が起業相談を受けた中で『お店を持ちたい』という女性は、近くに住む子育て中の母親とお子さん、またはお年寄りの居場所にしたいと考える方が多いですね。そういった店舗の立地としても、人の暮らしに近い団地の中は向いていると思います

全国にはさまざまな団地がありますが、ゆとりある居住環境を提供してきたUR都市機構(以下UR)の物件は、部屋のリノベーションや設備の更新が随時行われています。その中には、無印良品と一緒につくった「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」の物件、イケア製品を使ったルームレイアウト例が参考になる「イケアとURに住もう。」の物件など、企業とのコラボレーション例もあります。

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さらに団地(UR賃貸住宅)だけでなく、近隣の住民も巻き込んでコミュニティの活性化を図るなど、各種の施策を推進しているため、若い世代、子育て世代からの人気も高い物件となっています。

そのURが団地内に設けた商業スペースが「URテナント」です。飲食店や喫茶店、雑貨販売、子育て支援施設、福祉施設などのほか、多様な業種・業態が出店しています。

氏家「団地の中に構えるお店ですから、地域にしっかり溶け込んだ店づくりが大切になると思います。イベントを主催して周囲の人に足を運んでもらい、SNSなどクチコミでの広がりに期待するほか、お店のターゲットになる人の意見を聞き、そのニーズを経営に反映するというPDCAのサイクルは、時間や手間がかかってもやってみてください」

「URテナント」であれば、団地の一員という近い距離感なので、地域の人が親近感を持ちやすいといえるでしょう。団地によっては、URや自治会主催のイベントも行われ、コミュニティに参加することで、地域に根ざしたネットワークが広がる可能性もあります。

また、「URテナント」の一部には住居付施設もあり、職住一体のライフスタイルを考えている人の選択肢にもなるほか、初期費用の優遇など各種の開業サポート制度が充実しているのも魅力です。

そんな「URテナント」についてもっと詳しく>>

賃貸料無料期間も!開業コストを抑えやすい「URテナント」なら安心

前出の『起業と起業意識に関する調査』では、まだ起業しない理由のトップは「自己資金が不足している」ことでした。さらに開業後の悩みとして資金繰りをあげる人は多そうです。

その点「URテナント」なら、一般的な店舗の契約で必要となる初期費用が抑えられ、開業前で売上がない時期の出費を軽減できるメリットがあります。

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氏家「お店を持つときは、物件を借りるときの初期費用の負担が重くなりがちです。しかも起業後は事業を続ける運転資金も必要。お客さんも最初はあまり来てくれなかったり、リピーターにつながらなかったりと、すぐに経営が軌道に乗るとは限りません。初期費用が抑えられる『URテナントなら、コストを抑えたローリスク起業に役立ってくれると思います

「URテナント」では「礼金」「更新料」「保証人」が不要。しかもすべての施設で、内装などの工事を始める前なら最大3カ月間は賃貸料が無料です。また、開業準備の忙しい時期に保証人を探すという、余計なストレスを抱えずに済むのもメリットといえます。(所定の敷金は必要です)

さらに、一部の施設では、URが指定する業種(物販業・飲食業・サービス業、子育て支援・高齢者生活支援事業)にチャレンジする人を支援する制度も利用できます。この物件は「チャレンジスペース」と呼ばれ、最大15カ月間は賃貸料が無料になるもの(内装工事等開始前の3カ月を含む)。また、通常は6カ月分必要な保証金がチャレンジ期間中は半額の3カ月分になります。

氏家「お店を始めようと考えている人は、複数候補から立地や物件を借りる条件などを十分に比較検討して、自分に合った物件を選んでください。『URテナント』も選択肢のひとつになるのでは」

「URテナント」のうれしい制度について詳しく>>

※チャレンジスペースは申込業種の経営経験が5年未満などの条件に合う人が対象です。
※チャレンジ期間が終了し賃貸借契約に移行する際、追加敷金3か月分を支払う必要があります。

実際に開業してよかった! “好き”を活かせる「URテナント」の魅力

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左:落合康介さん 右:落合加奈子さん(ジャズ喫茶「中庭」経営)


埼玉県のベッドタウンとして発展し、さまざまなタイプの集合住宅が点在する北本市。中でもURの北本団地は2000戸以上という大規模な団地です。その中央部にある商店街の「URテナント」で、落合康介さん・加奈子さん夫妻は2021年5月にジャズ喫茶「中庭」をオープンさせました。康介さんがジャズミュージシャンであること、加奈子さんがカフェをやりたかったことと、お二人の好きなことからジャズ喫茶が生まれたのだそう。

康介さん「ただ、単なるジャズ喫茶にするつもりはなくて、カフェとして営業するほか、ジャズなどのライブ、地域の人が主催するイベント、例えば手話カフェ、子ども食堂、手づくり雑貨の販売など、シェアキッチンとしていろいろな目的に使われています」

加奈子さん「外の広場で遊んでいた子どもたちが、店内に自然に入って、ひとしきり遊んで、また出て行ったり。もちろん、通りすがりにふらっと訪れる人もいますし、そういうつながりが生まれるのも、団地の中にあるお店の良さだと感じています

もともと2人は東京都内に住み、加奈子さんは週数回の間借り形式で飲食店を営んでいました。ただ、それも長く続けていると使いづらさや窮屈さを感じ始め、2人で話し合い、引っ越して、自宅と店舗が近い暮らしで再出発しようという話になったそうです。

康介さん「そんなとき、タイミングよくお店によく来ていたお客さんから紹介されたのが、この北本団地の『URテナント』でした。店舗2階を自宅として使えるのも楽でいいなって

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左:江澤勇介さん 右:岡野高志さん(合同会社暮らしの編集室メンバー)

そのお客さん、江澤勇介さんは、北本市と連携して市内のまちづくりプロジェクトを進める「暮らしの編集室」のメンバー。お客といっても落合夫妻とは非常に親しく、「この2人なら、自分たちと同じ価値観で店づくりをしてくれる」と考え、シェアキッチンを紹介したと言います。

江澤さん「閉店した店舗も多い北本団地の商店街で、ワクワクする新しいことが始められ、同時に以前からいる人たちとの関係性も大切にできる。暮らしの編集室が始めるシェアキッチンには、そんな人に入ってもらいたいと考えていました」

同じ「暮らしの編集室」の岡野高志さんは「URの皆さんと一緒に話し合ったことでいろいろなことを学べた」と話します。

岡野さん「北本市とURの皆さんと一緒に何度も話し合い、北本団地の良さ、現状の課題を共有できたことで、新しい学びを得ました。私たちは当初から北本団地の商店街に魅力を感じていましたが、もっと活かせるようになったと思います」

江澤さん「それに、一般的な賃貸物件を借りて始めるより、『URテナント』のおかげで初期費用を抑えられたと思います。ただ、居抜き物件ではないため、空間を自由に使える一方、内装のコストは必要になりますね」

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北本市産の小麦粉を使用したケーキで地産地消に貢献

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多数のレコードや楽器に囲まれた「中庭」の店内


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天井の高さも魅力的で贅沢な造りの「てと」

2022年5月には、チャレンジスペース制度を利用してシェアアトリエとギャラリー 「まちの工作室『てと』」もオープン。現在は3人の作家の作業場とギャラリー、ものづくりワークショップのスペースなどに利用されています。『URテナント』はすべて更新料がかからないため、長く続けやすいのも魅力的。

最後に加奈子さんに、今後の「中庭」について伺いました。

加奈子さん「今は不登校の子など、どんな人でも気軽に安心して過ごせる場として開放しているのですが、いろいろな人が家から出て集まる『中庭』のように、このお店がみなさんの居場所になっていけたらと思っています

自分の好きなことで地域を元気に!「URテナント」で実現する新しい働き方・暮らし方

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完成から50年を経た北本団地は緑豊かで広々としています

社会の仕組みが大きく変化しつつある今、コロナ禍で近所の魅力を再発見する機会も増えたこともあって、これからも地域密着型のお店が大切にされる傾向は続くのではないでしょうか。氏家さんも「遠くに出かける機会が減ったことで、地元で何か新しいことを始めたり、そのことから地元のつながりが広がったり、というパターンは多いようです」と話します。

氏家好きなことで起業しやすい環境は本当に整っていますから、『いつか始めよう』と先送りしたり、『私には無理』と最初からあきらめないでください。気になるお店に足を運んで、実際に話を聞いてみるなど、今すぐできる開業準備から始めてみましょう。もちろんある程度の資金は必要になるので、準備していない人はお金を貯めるのも忘れずに」

「URテナント」の店舗には地域に根ざした店舗も多く、開業コストも抑えやすいため、ローリスク起業を目指す若い世代、女性の開業に向いた物件も見つけやすいでしょう。団地で行われるイベントや地域活性化の地元グループに参加することで、地域の盛り上げ役になるやりがいを感じられるかもしれません。

「URテナント」の募集物件は首都圏、中部、関西、九州など全国各地にあるため、まずは自分が希望するエリアをチェックしてみましょう。