チョコレート好きなら、応援せずにはいられない!「メイジ・カカオ・サポート」とは?
カカオそのものの味わいや香りを存分に楽しめると発売直後から人気の「明治 ザ・チョコレート」。こんな本格派のチョコレートを身近な場所でお手ごろな価格で手に入れられるのは、どうしてなの? その秘密は、2006年から続けられているチョコレートの明日を守るための活動にありました。明治ホールディングス サステナビリティ推進部の山下舞子さんに、「明治 ザ・チョコレート」シリーズのファンでもあるコラムニストの河崎環さんがお話を伺います。
提供:株式会社 明治
お話をうかがった方
明治ホールディングス株式会社 サステナビリティ推進部 企画グループ長:山下舞子
2001年入社。菓子開発研究所を経て、2019年3月まで菓子商品開発部にてチョコレート商品全般の開発に従事。特に専任担当として携わった『明治THE chocolate』の開発においては、品質からパッケージデザインに至るまで幅広いディレクションを手掛けた。2019年4月より現部署へ異動。サステナビリティという観点で新たな価値創造に取組んでいる。
お話をうかがった方
子育て、政治経済、時事、カルチャーなど幅広い分野で多くの記事やコラムを連載・執筆。Webメディア、新聞雑誌、企業オウンドメディア、政府広報誌など多数寄稿。2019年より立教大学社会学部兼任講師。All About「子育て」ガイド。
「明治 ザ・チョコレート」は、一般的なチョコレートと何が違う?
河崎環さん(以下敬称略):最近では、チョコレートをコーヒーや洋酒と合わせて楽しむ大人の方が増えています。私もその一人ですが、そうして楽しむときには、ただ甘いだけでなく、少しビターな味わいや高い香りがあるチョコレートを求めたくなります。「明治 ザ・チョコレート」は、まさにそんなチョコレートですよね。
山下舞子さん(以下敬称略):もちろん、チョコレートの専門店では、さまざまな味わい、香りのチョコレートが売られています。ただ、専門店はどこにでもあるわけではなく、また原材料や製法にこだわる少量生産のため、価格はどうしても高くなりがちです。つまり、一部の限られた方しか、楽しむことができません。
一方、私たち明治グループは、全国のお客さまにおいしいチョコレートをお届けすることを使命だと考えています。そこで、メーカーならではの強みを最大限に活かしながら、専門店に勝るとも劣らないクオリティと求めやすさを両立させることで、チョコレートの新たな価値づくりを目指しました。それが、「明治 ザ・チョコレート」です。
河崎:私自身、一般的なチョコレートも好きですが、「明治 ザ・チョコレート」の味や香りは従来のチョコレートとは明らかに違うと感じます。なかには、「これって、チョコレートなの?」と驚く方もいらっしゃるかもしれません。「明治 ザ・チョコレート」の何が、一般的なチョコレートと違うのでしょうか?
山下:一言でいえば、原材料のカカオが全然違うんです。「明治 ザ・チョコレート」には、カカオ農家の生活や生産地域の環境など、細部にまで配慮し、品質を高めたカカオが使われています。さらに、こだわりのカカオそのものの味を楽しんでいただくため、一般的なチョコレートと違って、「明治 ザ・チョコレート」では香料に頼らないつくり方をしています。
「メイジ・カカオ・サポート」で農家を支援し、カカオの生産を持続可能に
明治ホールディングス株式会社 サステナビリティ推進部 企画グループ長 山下舞子さん
河崎:おいしいチョコレートをつくるために、カカオの生産地にぐっと踏み込んで、生産者の生活にまで配慮されているんですね。そのあたりのお話をもう少し詳しく聞かせてください。
山下:はい。たとえば、「明治ミルクチョコレート」は、1926年から90年間以上、同じレシピでつくり続けています。ただ、その長い期間、原材料であるカカオ豆を商社から仕入れているだけで、実際にカカオがどのように生産されているのかまで踏み込めておらず、誰が、どんな場所で、どんな方法でカカオをつくっているのかなど、生産地域の事情をよくわかっていませんでした。
そこで、チョコレートの源流であるカカオとその生産地域に関する知識を究めようと、明治の研究チームが生産地域まで足を運んで、カカオ農家を1軒1軒訪ねて回ったんです。そして、カカオの栽培やカカオ豆の発酵について学ぶ一方で、カカオ農家がさまざまな問題を抱えていることに気づきました。
河崎:生産地域の国の政府や、農協のような組織にではなく、農家1軒1軒にアプローチしたんですね。生産地域のカカオ農家は、どんな問題を抱えていたのでしょう?
山下:発酵の技術が不足しているほか、栽培に関する知識が周知されていない、栽培に必要な苗木や肥料などが手に入りにくいなどの問題がありました。こうした問題があると、品質の高いカカオ豆を安定して供給することができません。また、カカオ農家のみなさんの暮らしが安定していないことも、懸念材料のひとつでした。やはり生活が安定していなければ、カカオづくりに専念していただくことが難しくなってしまいます。このようなカカオ農家を取り巻く環境を改善し、品質の高いカカオの生産を持続可能なものにしていくために、明治は2006年から「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」というカカオ農家支援活動を行っているんです。
河崎:MCSの支援活動の具体的な内容はどんなものですか?
山下:収穫量を増やすための栽培方法や病虫害の管理方法などを学ぶ勉強会を開催したり、栽培に必要な苗木の供給センターをつくったりしています。より品質の高いカカオが得られるよう、明治独自の発酵技術を伝えるのも、支援活動の一環です。そのほかにも、井戸の整備、カカオづくりに必要な農機具や学校備品の寄贈、環境に配慮した農法の応援などで、カカオ農家やコミュニティの生活をサポートしています。
河崎:お話を伺うと、海外青年協力隊のような雰囲気も少しありますね(笑)。
山下:一方通行の生活物資や資金の援助をするだけでは、持続可能性にはつながりません。品質の高いカカオをつくることによって、カカオ農家が安定した収入を得られ、またカカオづくりにしっかりと向き合う環境が生まれる。こうしたよい循環が続いていくことが、サステナブル(持続可能)な状態を実現するのではないでしょうか。
カカオ農家とともに研究・開発に努めて品質の高いカカオをつくり、それを適正な価格で農家から買い取り、おいしいチョコレートとしてお客様のもとにお届けすることで、私たちも持続可能性の実現に向けた大切な役割を果たせると考えています。
2026年、明治のチョコレートはすべてサステナブルカカオに
「明治 ザ・チョコレート」を普段から愛好しているコラムニスト・河崎環さん。ちなみに、家族の中でも好きな種類がそれぞれ違うのだそう。
河崎:原材料であるカカオの生産の現場に足を運んで、農家と積極的にかかわり、品質の高いカカオを一緒につくっていくということですね。MCSにかかわるスタッフの方々は、日本と生産地域の国々をひんぱんに行き来していらっしゃるんですか?
山下:そうですね。明治の本社や研究所のスタッフが、ガーナ、ベトナム、ペルー、エクアドル、ベネズエラ、メキシコ、ドミニカ、ブラジルの8か国で、MCSの活動に携わっています。そして、9か国目として、マダガスカルでもカカオ産業を持続可能にしていくための取り組みを始めたばかりです。
河崎:マダガスカル産のカカオには、高級チョコレートのイメージがあります。
山下:おっしゃるとおり、マダガスカルには、ホワイトカカオという希少なカカオがとれる地域があるんです。ただ、小規模な農家が多く、結果的に産業として非効率になってしまっているところもあり、カカオ農家の収入や暮らしは安定していません。そこで、MCSで発酵技術の指導や資材の補助などを行ないカカオの品質を高め、明治が適正な価格で買い取って、生産規模を拡大することで、カカオ農家の収入と生活の安定化を目指しています。
河崎:MCSの活動はすでに軌道に乗りつつあり、今後も推進されていくと思いますが、次の展開をどう考えていらっしゃるのでしょう?
山下:明治グループ全体のサステナビリティ活動のなかでも、カカオという原材料に注目しています。実は、カカオ生産の持続可能性は、世界的に危ぶまれています。というのも、カカオの生産地域には経済的に豊かとはいいにくい国もあり、カカオ産業が森林破壊や児童労働・強制労働などの問題と結びつけてとらえられているからです。私たちはカカオという自然の恵みをいただいて事業を行なっている者なので、自分たちの事業を持続可能にするばかりでなく、カカオの生産自体を持続可能にしていくための活動にもさらに力を入れて取り組んでいかなければならないと考えています。
その一環として、今年の3月に、明治グループが使用するカカオ豆の100%をサステナブルカカオ豆に切り替えていくという目標を掲げさせていただきました。明治グループでは、農家支援を実施した地域で生産されたカカオのことを「サステナブルカカオ豆」と定義しています。この目標を2026年までに達成するために、今、さまざまな方策を検討しています。
河崎:あと6年というと、それほど時間があるわけではありませんね。
山下:そうなんです。ちなみに、現状は、明治グループ全体で使用しているカカオの約30%がサステナブルカカオ豆です。「明治 ザ・チョコレート」に関していえば、100%がサステナブルカカオ豆を使用しています。
河崎:それでは、私たち消費者としては「明治 ザ・チョコレート」をおいしくいただくことでMCSを応援し、ひいてはカカオ農家を支援することができますね!
山下:まさにそのとおりで、お客さまが明治のチョコレートの価値を認め、ご購入いただくことで、初めて私たちの事業がサステナビリティ活動としての意味を持ちます。農家が一生懸命つくってくれたカカオを適正な価格で安定的に仕入れ、明治の技術はもちろん、カカオ農家やMCS活動への想いも込めてチョコレートをつくり、身近な場所に手ごろな価格でお届けして、お客さまにおいしく召し上がっていただく。それが、形を変えて、また農家のもとに返っていくんです。
明治のチョコレートをひとつのきっかけとして、農家の方々、明治の社員、お客さま、みんながハッピーに、幸せになれるサステナブルな循環を生み出していくことを私たちは願っています。
河崎:私は、これからも、「明治 ザ・チョコレート 」推しでいきたいと思います。
山下:ぜひ、よろしくお願いします(笑)。召し上がっていただくことがカカオ農家の方々にもつながっているんだと感じていただければ、うれしいです。
「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」は、明日のチョコレートのために
世界全体のチョコレート消費量が増えている一方で、近い将来、主原料であるカカオ豆生産の持続可能性が危惧されているのをご存じでしょうか? 世界のカカオ農家は、木が高齢化している、栽培に必要な苗木や肥料などが手に入りにくい、栽培技術に関する知識が周知されていないなど、さまざまな難しい問題を抱えています。
そこで、明治は、2006年より「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」というカカオ農家支援活動に取り組んでいます。農家を取り巻く環境を改善し、カカオ豆生産を持続可能なものにしていくことが、その目的です。
カカオの栽培方法やカカオ豆の発酵技術を農家に指導するほか、井戸の整備や学校備品の寄贈、環境を配慮した農法の応援など、カカオ農家やコミュニティの生活を支援する活動も行っています。
農家がより多くの収入を手にし、安心してカカオ農業を続けていける環境が整っていればこそ、明治は高品質のカカオ豆を調達し、そこからおいしいチョコレートをつくり、お客さまにお届けすることができるのです。チョコレートを愛するすべてのお客さまのために、明治は、これからも「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」の活動を進めていきます。
「明治ザ・チョコレート」がカカオ産地にこだわってリニューアル!
対談でも紹介された「明治ザ・チョコレート」が9月29日(火)にリニューアル。
メイジ・カカオ・サポートの取組み拡大により、単一産地でのチョコレート生産が持続可能なものになったことで、・ベネズエラ:ナッティ
・ブラジル:フルーティ
・ペルー:フローラル
・ドミニカ共和国:スパイシー
の4つのカカオ産地別の味/香りをより深く愉しめるラインナップに進化します。
■特長1
産地からこだわってつくりあげた、明治スペシャリティカカオ豆※を使用!
■特長2
発酵、ロースト、型、パッケージなどカカオ豆からチョコレートに至るまでの様々な工程にこだわり抜いたBEAN to BARチョコレート!
■特長3
同じ配合でありながら産地によって異なるカカオ本来の香りと味わいを愉しめる!
発売は9月29日(火)。新しい「明治ザ・チョコレート」でカカオ産地別の味/香りをお愉しみください。
※カカオ農家との取り組みにより実現したこだわりのカカオを使用し、その豆の香りと味わいをより引き立てる発酵やローストを行っています。