仕事の幅を広げるために、いま身につけたいスキルとは?

転職や副業が当たり前になった現代。キャリアアップのために、新たなスキルを身につけたいと考えているビジネスパーソンも多いでしょう。そこで、キャリアプランの考え方やいま身につけるべきスキルについて「キャリアプラン・リーダーシップ」ガイドの藤田聰さんにお話を伺いました。

提供:アドビ株式会社

お話をうかがった方

藤田 聰

All About「キャリアプラン・リーダーシップ」ガイド:藤田 聰

能力・キャリア・リーダー開発のエキスパート。IBM、PAOS等を経て起業。大手企業を中心に、15年間で150社、延べ50万人以上の能力評価を実施してきた。

キャリアは自分自身で磨いていくもの

paragraph_0_img_1


働き方が多様になり、1つの会社に頼って定年まで働き続ける時代ではなくなった現代では、自分がこの先どのように働いていくのか、キャリアプランをしっかりと立てることが重要です。そのときに大事なのは、明確なビジョンを持つことだと藤田さんは語ります。

藤田さん(以下敬称略)「目的地(=ビジョン)があると、人はそこに向かうための推進力が生まれます。そして、目的地にたどり着くためのルートを考え、同時に、今の自分に何が足りないのかといった問題意識も抱くようになります。その意識が自分を成長させるカギになるのです」

問題意識を持つことで見えてくるのは、目的地にたどり着くために必要な「スキル」です。今の自分に足りないその「スキル」を磨くことで、目的地に一歩近づき、自分自身の成長にもつながっていくのです。

自分に足りないスキルを磨くといっても、新しいスキルを身につける必要はありません。すでにある程度は身につけているスキルでも、それを向上させれば、できることは格段に広がります。

例えば、外部スタッフに仕事を発注するとき、それが自分でできればラクになると考えたこともあるでしょう。宣伝・販促などクリエイティブ制作に関係する仕事なら、デザイナーに頼んでいた仕事を自分で行ったり、フォトグラファーに頼まず簡単な撮影は自分でしたり……。外部スタッフの仕事を間近で見ていれば、きっと基本的な知識は持っているはず。その“となりのスキル”を磨くことも、仕事の幅を広げるために有効なスキルアップです。


“となりのスキル”を身につけてキャリアアップ

paragraph_1_img_0

キャリアプランを立て、今の自分にとって必要な“となりのスキル”に気づく。そのとき、もし複数のスキルを身につけたいと思ったら、何から始めればいいのでしょうか?

藤田「自分にとって必要なスキルでも、いきなり難しいものに挑戦すると挫折してしまいがちです。まずは身近なスキルから始め、段階的にステップアップした方がいいでしょう」

マーケティングやクリエイティブなどの仕事をしているなら、「Illustrator」や「Photoshop」といったデザインソフトには馴染みがあるでしょう。でも、プロのデザイナーが使うソフトだと思い込み、そのスキルを身につけようと考えたことはないかもしれません。けれど、意外と基本操作を身につけるハードルは高くなく、しかも使えると仕事にとても役立つ“となりのスキル”なのです。

例えば、「Illustrator」で作成された過去の制作物の日付や数値などを更新したいと思ったとき、もし自分でソフトを使えたら、いちいち誰かに依頼せず、すぐに変更することができます。「Photoshop」が使えれば、画像を明るくするなどのちょっとした調整なら自分で行えるので、外注する手間も省けるでしょう。

藤田「最初は身近なスキルでも、それによって仕事の幅が広がれば、きっと社内でのポジションアップや自らのキャリアアップに結びつきます。そうして自分の市場価値を高めていくことが、今の時代は大切なのです」

「Illustrator」や「Photoshop」で広がる仕事の幅とキャリア

ハードルが高そうに思える「Illustrator」や「Photoshop」などのデザインソフトは、デザイナーに限らず趣味で使用している人も多く、たくさんのノウハウ記事や動画があります。使い方をサポートしてくれるサービスもあるため、意外と習得しやすいスキルと言えます。

また、藤田さんによると、デザインソフトを使うことで論理的思考も養えるとのこと。以前、デザインコンサルの仕事をしていた時期があり、そこで学んだのは、優れたデザインには論理的思考が必要ということだったそうです。

paragraph_3_img_0

藤田「デザインで重要なのは、いかに相手に分かりやすく説明できるかです。それには、いろいろな情報を整理し、論理的に組み立てる必要があります。デザインソフトを使って何かをつくるとき、きっと試行錯誤しながら、どうすれば表現したいものが相手に伝わるかを考えるはず。だから、自然と論理的思考も身につくのではないでしょうか」

デザインソフトを使って、いわば副産物的なスキルとして論理的思考力が身につけば、社内での立ち位置が変わることでポジションアップにつながることもあるでしょう。もちろん「Illustrator」や「Photoshop」が使えると、もっと直接的に仕事の幅が広がることも考えられます。なぜなら、今は企業に勤めながら副業もできる時代だからです。

藤田「クラウドソーシングの広まりによって、誰もが自分のスキルを売れるようになりました。だから『Illustrator』や『Photoshop』が使えること自体が仕事になりますし、さらに、これらのソフトを使って仕事の幅が広がれば、ほかのフリーランサーとの差別化を図る武器にもなります」

「Illustrator」や「Photoshop」を使いこなすことで広がる仕事の幅。それによって昇進に限らず転職や副業を考えたとき、これらのソフトを使いこなせることが、きっとあなたを助ける武器にもなってくれるはずです。

「Illustrator」と「Photoshop」を使ってみよう!

paragraph_5_img_0

イラスト制作やロゴ制作のほか、ポスターやチラシなどのレイアウトデザインも行える「Illustrator」を使えば、視覚的に優れた企画書やプレゼン資料をつくることもできます。また、「Photoshop」は画像編集・合成ソフトの決定版。「Illustrator」でつくるデザインに写真を使うとき、「Photoshop」で調整した画像を使えば、さらにクオリティの高いものがつくれるでしょう。

アドビのサブスクリプションサービスAdobe Creative Cloudでは、「Illustrator」と「Photoshop」のほか、デザインやビデオ編集などができる20以上のアプリを用意。月額の使用料を払えば、PCはもちろんモバイル端末で使えるアプリもあり、いつでもどこでもクリエイティブワークが行えます。7日間の無料体験ができるので、試しに使ってみることも可能です。

キャリアにプラスになるスキルが身につく「Adobe Creative Cloud」を無料体験>>

また、7/27(月)~8/7(土)までは法人向けの「Creative Cloudグループ版」が最大42%OFF*となるキャンペーンも実施中。テレワークの機会が増えた今、オンライン上のコミュニケーションを円滑にするためにも、導入を検討してみてはいかがでしょうか?

キャンペーン実施中!テレワークに役立つ「法人企業向けCreative Cloudグループ版」>>

*初年度の年会費のみの適用となります。次年度からは、通常価格の契約です。