家計管理に必要な3つの財布。人生100年時代に知っておくべき、新しいお金の考え方とは?

人生100年時代といわれ、働き方やライフプランが多様化した現代では、家計管理に関する考え方も変わりつつあります。これからの家計管理に大切なのは、目標金額を「貯蓄する」だけではない、お金についての新しい考え方です。具体的には、どんな考え方なのでしょうか? ファイナンシャルプランナーでAll About「貯蓄」ガイドの西山美紀さんにお話を伺いました。

提供:株式会社J.Score

お話をうかがった方

西山 美紀

貯蓄 ガイド:西山 美紀

うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方を伝授 貯蓄法や子育てにかかるお金の貯め方などをテーマに、女性誌やビジネス誌で活躍。お金が貯まる人になるコツをアドバイスします!

賢く暮らすためには、3つの財布が必要!

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賢く暮らすために重要な家計の管理。お金を上手に管理する方法について、「貯蓄」ガイドの西山さんに聞きました。

西山さん(以下敬称略)「給与振込口座にそのままお金を貯めていると、残高を見て、まだ余裕があると気が緩み、貯蓄をしようとしていたお金まで使ってしまいがちです。貯めよう貯めようと思っていても、なかなか増えません。それを防ぐための、一般的な家計管理の方法が、口座、つまり“財布”を分けることです」

日常に使う財布と、貯蓄に回すお財布に分けるということでしょうか?

西山「その2つの財布に分けるだけでは、たとえば冠婚葬祭などの急な出費によって貯蓄がうまくできません。ずっと貯めておきたい貯蓄は、手を付けないようにするのが鉄則です。そのため、財布は3つに分けておくのがおすすめです」

3つの財布には、それぞれ、どんな役割があるのでしょうか?

西山「1つめの財布は、『日ごろの生活費など、使ってもいいお金を入れておく財布』です。金額の目安は、生活費の2~3カ月分。残りのお金は、違う財布に移しておきます。

2つめの財布は、『臨機応変に対応するお金を入れておく財布』です。遠方での冠婚葬祭や家電の買い替え、自動車の修理など、まとまったお金が急に必要になったときに使います。また、試しで投資を始めたい場合にも、この財布の余裕資金をあてるのがよいでしょう。金額の目安は、最低10万円。家族がいる場合には、予定外の出費も多くなるので、50万円ぐらいはキープしておくのが理想的です。

3つめの財布は、『今は手をつけてはいけない、将来に使う目的が決まっているお金を入れておく財布』です。目的の代表的なものとしては、子どもの教育費やマイホーム購入の際の頭金など。自動車の購入や海外旅行、資格取得のための費用など、具体的な予定もそれに該当します。一人暮らしの人や子育て中の共働き夫婦なら手取りの1割、実家暮らしの人なら手取りの4割は、毎月確実にこの財布に回したいですね。また、3つの財布をすべて別々の銀行の口座に振り分ければ、2つめ、3つめの財布から気軽に出金する機会が減って、お金が貯まりやすくなります」

世の中の変化に伴い、 3つめの財布に新しい考え方が

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そして今、人生100年時代を迎えるとともに、働き方やライフプランが多様化するなど、世の中が変わってきています。世の中が変化すると、それに応じてお金の考え方も変わります。

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西山「かつては、新入社員時代からお金を貯め始め、ローンで家を買って、退職金で返済し、その後は年金で暮らす……そうした人生モデルが一般的でした。

ところが今では、女性は出産後にまた働いたり、男女ともに会社を辞めてから学び直して転職したりするなど、働き方も人生のペースも人によってさまざま。キャリアやライフスタイルの描き方を個人で選択する必要がでてきたのです。

キャリア面では、自分のキャリアを会社が定年まで保証してくれる時代ではなくなったこともあり、キャリアチェンジをし続けるワークスタイルや、自分の好きなこと、やりたいことに副業としてチャレンジし、複数の収入源をもつような生き方がすでに一般的になりつつあります。

社会の変化も見逃せません。IT技術の成長は早く、わずかな期間で予想もしなかった生活になります。新興国の経済成長によって世界の情勢も変わっています。このような世の中の変化によって、今までの常識とは違った人生の歩み方も一般的になりました」

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こうした世の中の変化とともに、これからの人生を有意義にするために、お金に対する考え方を変える人が増えています。

西山「世の中が変わると、3つめの財布のお金の考え方も変わってきます。マイホームなど大きなモノを買うためや、子供の教育費のため、資格取得のためなど、目標の金額まで手を付けずに『貯める』といった従来の考え方だけでなく、自分の将来や世の中の変化を意識して目的によっては『使う』という新たな考え方がでてきます。今後は、必要な資金を適切なタイミングで貯めたり使ったりしながら、意識的にお金を管理・配分していく知恵が求められるようになります」

今の時代、将来必要な金額を長い期間をかけて貯めるという一律的な考え方では、貯まる時間を待つ間にタイミングを逃してしまうことも出てくるでしょう。それによって将来の選択肢を狭めてしまうことにもなりかねません。もちろん貯蓄でまかなうこともひとつの手段ですが、将来が見えづらくなった現在、目的・用途によっては時間を買うという発想の「融資」という選択肢も頭にいれておいたほうがよいでしょう。

>>これからの家計管理を考えるなら、頭に入れておきたい選択肢とは?

選択肢を広げる、3つめの財布を拡張する考え方。今注目を集めているサービスとは

そうした変化とともに、意識的にお金を管理・配分する手段として今注目を集めているのが「信用スコア」を活用したサービスです。信用スコアとは、さまざまな情報から個人の信用力を数値化したもの。大手企業が続々と信用スコアサービスを開始し話題となっていますが、なかでもその代表格といえるのがみずほ銀行とソフトバンクが設立した企業「J.Score(ジェイスコア)」が提供する信用スコアサービス「AIスコア」です。

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AIスコアは、自身の環境や考え方、好みなど、さまざまな質問事項に対する回答をもとに、ビッグデータやAI技術を駆使して算出されます。現在の信用力だけではなく、将来の可能性も加味して数値化されるのが特徴的。メールアドレスを登録するだけで「匿名」でもよいという気軽さから利用者を増やしています。年収、最終学歴といった18問程度の質問に回答すると、わずか2分程度で簡単に自分の信用スコアを確認できます。さらには、ライフスタイルや性格など、追加の情報を入力することで分析精度が高まり、スコアアップの可能性もあります。

>>試しに自分のスコアを確認してみる

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そして最大の特徴はアプリ版限定の機能「ハビットチェンジ」で、「運動」「学習」「睡眠」「お金」の4つについて、よい行動を習慣化し継続することでスコアアップにつながります。年収、最終学歴などの過去・現在の情報からAIが一方的にスコアを決めるのではなく、自分のこれからの行動、つまりは「未来につながる情報」でスコアがアップするのです。

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質問に答えるだけで、申込前に自分の金利、限度額が確認できる

このように算出したAIスコアを活用したサービスが「AIスコア・レンディング」です。AIスコア・レンディングは、AIスコアをもとに一人ひとりに適切な金利と限度額で融資をしてくれる全く新しいサービス。匿名で気軽に融資条件が確認できることから、今すぐ資金が必要ではなくても、将来に備えてお金を管理・配分したいという人にとってメリットの大きいサービスです。

西山  「AIによって算出されたスコアをもとに、自分の融資条件を匿名で事前に知ることができるのは、面白いですね!そしてこれまでの銀行など、現在の情報から審査する画一的な方法とは全く異なり、画期的なのは能動的に融資条件を変えることができるといった点でしょう」

>>AIスコア・レンディングで金利条件を確認してみる

人生の選択肢を狭めないために、将来に備えた新しい第一歩を

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人生の選択肢を狭めてしまわないためには、お金をどう活かすかが今後ますます重要になってきます。

そのとき、「貯蓄」に加え「融資」という選択肢があることを頭に入れておけば、打てる手が変わってくることも。今すぐ資金が必要ではなくとも、現時点で自分の融資条件がどれくらいなのかを把握しておくことが、将来に備えた新しい第一歩を踏み出すときに役に立つことでしょう。

家計管理を助ける3つの財布という考え方。世の中の変化とともに、3つめの財布を拡張するといった新しい選択肢を持っておくことが重要になってきました。

また、これからの時代、3つめの財布に貯めるものはお金だけとは限りません。「信用スコア」が注目されている今、「信用」を貯めておくという考え方も有効になるのです。自らの行動によって信用スコアアップを図り、しかるべきタイミングに備えておいてもよいかもしれません。

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